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早ければ来月23日から隔離廃止、2年1ヵ月ぶりにコロナ規制緩和

早ければ来月23日から隔離廃止、2年1ヵ月ぶりにコロナ規制緩和

Posted April. 16, 2022 09:05,   

Updated April. 16, 2022 09:05

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早ければ来月23日から、新型コロナの感染者の隔離義務がなくなり、在宅治療も廃止される。2020年1月20日に韓国で新型コロナが初めて発生して以来、2年4カ月ぶりにインフルエンザのように管理される。

これに先立って、18日からは営業時間と会合、行事、宗教活動の人数制限など、社会的距離確保がマスク着用のみ残して廃止される。2020年3月22日に始まった「社会的距離確保」が、2年1カ月ぶりに消え、日常に戻るのだ。

政府は15日、オミクロン株の発生後の新型コロナの管理策を盛り込んだ「ポストオミクロン対応計画」を発表した。保健福祉部の権徳哲(クォン・ドクチョル)長官は、「新型コロナは完全に終息しないだろうが、今が慎重に日常回復を図る時点だ」と明らかにした。

政府は、25日の告示改正で新型コロナを最高水準の1級感染症から2級感染症に下方修正する。結核やコレラ、水痘などの2級感染症になると、感染者の即時申告義務がなくなる。

25日から4週間の履行期間を経て、早ければ来月23日から感染者の隔離義務が解除される。新型コロナの感染者も、在宅治療や隔離治療なしに、日常生活をしながら病院や医院などすべての施設を自由に利用できる。隔離義務がなくなり、現在、新型コロナの患者に支給する有給休暇費や生活費などの国家支援金もなくなる。今は無料の新型コロナの診療費も、本人負担金が発生する。海外からの入国者検査も簡素化される。現在は入国後、1日目に遺伝子増幅(PCR)検査を受け、6日と7日目に迅速抗原検査を受けるが、6月からは1日目にPCR検査だけを受ければ済む。

社会的距離確保は、導入から757日後の18日に大半が解除される。私的な集まりの人数(現在は10人)や飲食店・カフェの営業制限(午後12時)がなくなる。299人まで許容されていた行事や集会、宗教施設の人数制限もなくなる。映画館や室内野球場などでの飲食物の摂取は、25日から可能だ。屋外でのマスク着用の義務化は、2週間防疫状況を見て解除するかどうかを判断することにした。療養病院および施設入所者と従事者に対する先制検査と接触面会、外出・外泊制限は当分維持される。

しかし、新規感染者が依然として1日に10万〜20万人台、重症者が1000人台前後にとどまっており、やや性急な防疫緩和だという指摘も出ている。嘉泉(カチョン)大学吉(ギル)病院感染内科のオム・ジュンシク教授は、「感染者の減少傾向が遅くなり、主要国のように感染者が再び増加傾向に転じる可能性もある」と述べた。このような懸念について、金富謙(キム・ブギョム)首相は同日、中央災難安全対策本部での会議で、「新型株と再流行などの危機が感知されれば、その水準に合わせて医療資源を迅速に再稼働できるよう準備する」と述べた。


キム・ソヨン記者 ユ・グンヒョン記者 ksy@donga.com · noel@donga.com