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中国が核武装に拍車、砂漠にICBM格納庫

中国が核武装に拍車、砂漠にICBM格納庫

Posted April. 11, 2022 08:38,   

Updated April. 11, 2022 08:38

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中国指導部が米国に対抗するという大義名分で核武装に拍車をかけていると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。ロシアのプーチン大統領の核の脅威がウクライナ戦争で効果を発揮していると判断したとみられる。

 

同紙は9日、中国指導部の事情に詳しい消息筋を引用して、「中国はウクライナ戦争の前から核戦力の増強を推進してきた。ウクライナ戦争を通じて確信を得た」とし、「米国が戦争に直接介入しない理由について、ロシアが保有する核兵器のためだと結論を下したとみられる」と伝えた。また、「中国は、台湾との軍事衝突の際、米国が核兵器を使う可能性があるという懸念を掲げ、これに対抗するために核兵器を増強している」と付け加えた。中国と台湾の衝突が発生する場合、ウクライナ戦争のように米国の直接介入を阻止するために核兵器を増強しているということだ。

 

衛星写真を分析した専門家たちによると、中国は西部の砂漠地帯である甘粛省玉門付近に建設中の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」の格納庫とみられる施設約100ヵ所の最終作業を急いでいる。1月に撮影された衛星写真で格納庫を覆っていた幕が全て取り除かれた。これは、情報の露出が懸念される敏感な作業が終わったことを意味する。核弾頭搭載が可能な東風41の最大射程距離は米本土全域をターゲットにすることができる1万5千キロだという。中国当局はこの格納庫について発言を控えている。

米国の専門家たちは、中国が核弾頭を数百個保有していると推定している。2020年代末には約1千個まで増えるという観測が流れている。


金祺容 kky@donga.com