Go to contents

「イカゲーム」に続き「夜叉」に出演したパク・ヘス「私はネットフリックス公務員」

「イカゲーム」に続き「夜叉」に出演したパク・ヘス「私はネットフリックス公務員」

Posted April. 06, 2022 08:41,   

Updated April. 06, 2022 08:41

한국어

世界各国の情報機関が、情報収集を巡る戦争を繰り広げている中国瀋陽。ここで活動している国家情報院(国情院)・秘密工作担当のブラックチームが、数カ月間、韓国に虚偽の報告をした事実が明らかになる。財閥のトップを捜査したことで国情院派遣検事に左遷された検事のハン・ジフン(パク・ヘス)は、その裏事情を調査するために特別監察官として瀋陽に派遣される。彼は、別名「夜叉」と呼ばれるブラックチームのチーム長・チ・ガンイン(薛景求)とチーム員が銃撃戦を行うなど、手段と方法を問わず各国要員と情報戦を繰り広げる姿を見て驚愕する。

ネットフリックスのオリジナル映画「夜叉」が、8日、全世界に公開される。ナ・ヒョン監督は、5日のオンライン制作報告会で、瀋陽を背景にしたことについて、「瀋陽は北朝鮮に隣接する大都市で、常に緊張感が流れる場所であるだけに、スパイアクション物の舞台としてふさわしい」と話した。実際の撮影は、台湾と韓国で行われた。

インド神話や仏教に登場する夜叉は、人を食う醜い鬼神であり、仏法を守る守護神でもある。二重的な存在である「夜叉」ことチ・ガンインを演じた薛景求(ソル・ギョング)は、同日、「チ・ガンインは無謀で暴力的だが、正義のためなら命もかける人物だ」と語った。続いて「初めてシナリオを見た時、チ・ガンインは手に負えないほど格好よくて、監督に『かっこよさの度合い』を少し下げてほしいと言った」と笑った。

夜叉には、ネットフリックスのドラマ「イカゲーム」でグローバルスターになったパク・ヘスが出演し、注目を集めている。この日、自分を「ネットフリックス公務員」と称したパク・ヘスは、夜叉について、「目と耳が癒される痛快な映画だ」と紹介した。銃撃戦のシーンをはじめ、様々なアクションシーンをリアルに演出するために、監督は銃器36丁、銃弾7700発余りを使いながら力を入れた。華麗な銃撃アクションに異国的な背景が加わり、韓国映画というよりは香港映画やハリウッド映画に近い印象を与える。

「法と原則」を強調するハン・ジフンを演じたパク・ヘスは、華やかなアクションで非現実的になりかねない映画の雰囲気を現実に導く「バランサー」の役割をする。「イカゲーム」の真剣なサンウと違って、節制されたコミック演技も披露される。彼は、「イカゲーム」でスターになったことについて、「海外の視聴者が『夜叉』を見てくれるのに、私が少しでもいい影響を与えられればありがたい」と語った。


孫孝珠 hjson@donga.com