Go to contents

会合と営業制限の緩和に自営業者は「息ができる」と歓迎、一部では「性急な措置」と警戒

会合と営業制限の緩和に自営業者は「息ができる」と歓迎、一部では「性急な措置」と警戒

Posted April. 05, 2022 08:37,   

Updated April. 05, 2022 08:37

한국어

政府が、コロナ禍の中、社会的距離確保の規制を「午後12時、最大10人」に緩和した4日、自営業者たちは「少しではあるものの、息ができる」と喜んだ。

ソウル麻浦区(マポグ)でビール屋を経営するパク某さん(57)は同日、「夜12時まで営業を認めることは、(防疫と距離確保との)適当な妥協点だと思う」と話した。ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)で焼肉屋を経営するチェ某さん(66)も、「以前ほどではないが、最近売り上げとお客さんが増えている」と付け加えた。

防疫当局は同日から、私的な集まりの許容人数を既存の8人から10人までに拡大し、飲食店やカフェなどの多人数利用施設の営業制限時間を午後10時から夜12時へと遅らせた。この指針は、17日まで適用される。

職場では会食が復活している。会社員のファンさん(35)は、「部署の会食も、一つ二つと約束ができている」と話した。

これを機に、「距離確保」は全面解除されるだろうという期待の中、これまで息を殺していた大学街の商店街では背伸びをしている。ソウル城北区安岩(ソンブクグ・アンアム)駅周辺で、飲食店兼カフェを経営しているイ某氏(37)は、「(コロナ禍の中)荒廃した大学街にも、そろそろ新たに出店する店が出てきている」と話した。

距離確保の緩和を巡り、市民の意見は食い違っている。大学生のキム・スヒョンさん(24)は、「(新型コロナのピークは過ぎたというのに)いまさら距離確保など、何の役に立つのか分からない」とし、「飲食店の営業時間が短くて残念だったので、2週間後には制限を解除してほしい」と話した。一方、イ・ダウォンさん(26)は、「新型コロナの検査を受けようとしない『シャイオミクロン』の感染者も少なくない上、新しい変異株が拡大する可能性もある」とし、「距離確保の緩和は性急な措置だ」と懸念した。


キム・ギユン記者 チョン・ヘジン記者 sunrise@donga.com · pep@donga.com