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数えで48歳の秋成勲、「悪縁」青木に怒りのパンチ洗礼でTKO勝ち

数えで48歳の秋成勲、「悪縁」青木に怒りのパンチ洗礼でTKO勝ち

Posted March. 28, 2022 08:59,   

Updated March. 28, 2022 08:59

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「セクシーヤマ」(秋成勲の異名)という叫びに元気付けられた。

今年、韓国の数え年で48歳になった秋成勲(チュ・ソンフン=日本名・秋山成勲、写真)が、約2年ぶりの復帰戦でKO勝ちを収めた。秋成勲は26日、シンガポール・カランのインドアスタジアムで行われた総合格闘技ONEチャンピオンシップの10周年記念興行「ONE X」のライト級(77キロ)試合で、青木真也(39・日本)を相手に2ラウンド1分50秒でTKO勝ちを収めた。決して若くない年齢で2年以上試合を行わず、引退説まで流れたが、まだ衰えていない実力で疑問を払拭させた。格闘技通算戦績16勝目だ。

秋成勲と青木は長い間「悪縁」だった。全盛期を謳歌していた二人がK-1で活躍していた2008年、青木は秋成勲との対決を要求した。しかし、秋成勲が青木より2階級高いミドル級で活躍したため、対決は実現しなかった。秋成勲のことを「逃亡者」と非難した青木は、その後も激しい非難を続けた。秋成勲について「ただ嫌い」と言うだけで、昨年、競技場で秋成勲とばったり会った後、「なぜ避けるのか」と言いがかりをつけた。

今回の対決は、直前の試合までウェルター級(84キロ)でプレーした秋成勲が階級を一段階下げて実現した。知天命に近いベテランの減量が不利になるという展望も多かった。ただでさえ力と体力が以前とは違うのに、減量などの「変化」は不利さを増す要因だからだ。しかも、ワンチャンピオンシップのライト級で2度王座に輝いた青木は、最近4連勝をマークし、再び勢いに乗った。

1ラウンドだけでも青木の持ち味のグラップリングに苦戦を強いられた秋成勲は、2ラウンドで180度変わった。2ラウンドの30秒が過ぎた後、青木が秋成勲の左足をつかんでエンジンをかけたが、片足でバランスを取った秋成勲は、青木の顔にアッパーなどパンチ攻撃を数十回的中させて座り込ませた。秋成勲の相次ぐパンチ洗礼にも青木がガードする姿を見せないと、審判がTKOを宣言した。両腕を突き上げて雄叫びあげた秋成勲は、そのままリングの床に横になってもがきながら喜びを満喫した。

実力で悪縁を断ち切った秋成勲は、KO勝ち手当てで5万ドル(約6120万ウォン)まで手に入れた喜びも二倍だった。


金培中 wanted@donga.com