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米ジャクソン牧師「韓国人と黒人が一つになって憎悪犯罪に対抗しなければ」

米ジャクソン牧師「韓国人と黒人が一つになって憎悪犯罪に対抗しなければ」

Posted March. 24, 2022 09:05,   

Updated March. 24, 2022 09:05

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「私たちは見えない(invisible)存在になってはいけない」

最近、アジア系への憎悪犯罪(ヘイトクライム)で苦しんでいる米国の韓人社会が頼もしい友軍に出会った。黒人民権運動の中心的人物であるジェシー・ジャクソン牧師(80)が22日(現地時間)、ニューヨーク・マンハッタンにある韓人会館を訪れた。ニューヨーク韓人会のチャールズ・ユン会長など地域の韓人社会の指導者が参加したこの席でジャクソン牧師は、人種差別と憎悪犯罪に対抗して移民者が積極的に対応しなければならないと強調した。

ジャクソン牧師は、最近の相次ぐ憎悪犯罪にもかかわらず、米社会で大きな声を出せなかった韓人社会に向かって、「私たちは(この社会で)見えない存在になってはいけない。声を上げて『見える存在』にならなければならない」とし、「そうしてこそ私たちは権利を手にすることができる」と力説した。

ジャクソン牧師は、マーティン・ルーサー・キング牧師の後継者とされる黒人社会の中心的指導者。若い頃にキング牧師と民権運動を共に行い、1968年にキング牧師がメンフィス市内のモーテルで暗殺された現場にもいた。

ジャクソン牧師は、米社会のマイノリティが人種間の連帯を通じて力を育てることができると強調した。歴史的に長い間、差別に苦しめられた黒人コミュニティがアジア系と力を合わせれば、社会で少数でなく多数になって政治的力を得ることができるということだ。ジャクソン牧師は、参加者らと共に「私たちは多数(majority)だ」とスローガンを何度も叫んだ。

さらにジャクソン牧師は、今春にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、アジア系と黒人社会が連合して大規模な集会をすることを提案し、自身が提唱したマイノリティの連合政治勢力「虹の連合」にも韓人社会が参加することを呼びかけた。ジャクソン牧師は、「米国でアジア系に対する憎悪犯罪の歴史は古くなった」としつつも、私たちはこれに対抗して闘わなければならないと強調した。

 

ユン氏は同日のイベントについて、「著名な人権運動家が来て話をしてくれることで、韓人社会にも大きな力になる」と話した。


兪載東 jarrett@donga.com