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コロナの物価負担、低所得層は高所得層の1.4倍

コロナの物価負担、低所得層は高所得層の1.4倍

Posted March. 22, 2022 08:24,   

Updated March. 22, 2022 08:24

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新型コロナウイルス禍による物価上昇の負担が、低所得層に集中したという分析が出た。

韓国経済研究院は、新型コロナの拡大散期である2020〜2021年と、これに先立つ2018〜2019年の所得分位別の体感物価の変化を分析した結果、このような結果が出たと、21日明らかにした。

所得区間を5つに分けた所得分位別体感物価の上昇率は、第一分位が2.7%、第二分位が2.4%、第三分位が2.2%、第四分位が2.1%、第五分位が1.9%だった。所得分位が低いほど所得水準も低い。所得下位20%(第一分位)の体感物価の上昇率は、上位20%(5分位)の1.4倍に達した。

高所得層よりは低所得層が多く使う品目の物価が、相対的に大きく上昇したことが主な原因に挙げられた。

2020年と2021年の所得第一分位の支出のうち、食料品と非酒類飲料の割合は22.4%、住居および水道・光熱費は19.6%、保健は13.3%だった。所得第五分位の支出の割合はそれぞれ13.3%と8.7%、8.8%だった。この三分野の物価上昇率は平均3.7%で、第五分位支出の割合が相対的に高い教育や交通、飲食および宿泊の物価上昇率の0.7%の5倍を超えた。

韓経研は、新型コロナの拡大による在宅勤務などで、家庭内の生活必需品や健康関連の需要が増え、低所得層の支出負担が大きくなったと推定した。


徐亨錫 skytree08@donga.com