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米、「中国が北朝鮮の核-ICBM問題に介入しなければ」

米、「中国が北朝鮮の核-ICBM問題に介入しなければ」

Posted March. 16, 2022 08:54,   

Updated March. 16, 2022 08:54

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バイデン米政権が、北朝鮮の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射と核実験再開の動きを受け、中国が積極的に介入しなければならないと求めた。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は14日(現地時間)、イタリア・ローマで、中国の楊潔篪・共産党政治局員兼中央外事工作委員会弁公室主任と会って、このように明らかにした。米中高官会談が開かれたのは昨年10月以来5ヵ月ぶり。

ホワイトハウス関係者は同日、「サリバン補佐官は、北朝鮮の緊張を高める行為に対する深刻な懸念、現状況で取らなければならない措置、中国の関与を希望する事案などを伝えた」と明らかにした。米国は今回の事態で韓国、日本と緊密な協力を続けており、中国とも北朝鮮問題で協力してきた歴史があるとし、中国の介入を迫った。

これは、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁に相次いで拒否権を行使した中国を批判し、ICBMの発射や核実験など北朝鮮の高強度の挑発がある時、中国も制裁に参加しなければならないという考えを強調したとみられる。中国は2016年の北朝鮮の4回目の核実験後、北朝鮮に対する制裁に一部参加したが、その後、北朝鮮制裁に消極的な態度を示してきた。米国は、中朝国境が開放され、両国の貿易が再開したため、中国が対北朝鮮制裁に参加すれば、北朝鮮を効果的に抑制できると判断したとみられる。

ホワイトハウスは同日、「ソン・キム北朝鮮担当特別代表と中国の劉暁明・韓鮮半島問題担当特別代表が近く、北朝鮮の核問題について議論する予定だ」と明らかにした。バイデン政権は11日にも、中国に北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する非難に参加するよう求めた。

一方、中国は台湾問題などで米国の変化がなければ、北朝鮮問題に協力しないとする立場を示した。楊氏は、「米国は台湾問題で一つの中国原則を堅持し、台湾の独立を支持しないと言ったが、行動が一致していない」とし、「中国は、台湾問題に関する米国の誤った言動に懸念と反対の意を表明する」と述べた。最近、台湾との関係を強化している米国を真っ向から批判したのだ。楊氏は、新疆ウイグル自治区とチベット、香港問題に対しても「外部の干渉を容認しない」と述べた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 北京=キム・ギヨン特派員 weappon@donga.com