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5~11歳の307万人が31日から接種開始

5~11歳の307万人が31日から接種開始

Posted March. 15, 2022 08:56,   

Updated March. 15, 2022 08:56

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31日から、5~11歳の子どもを対象にした新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まる。中央災害安全対策本部(中対本)は14日、子供向けワクチン接種計画を発表した。

防疫当局は、今回の新型コロナの接種対象になる子どもを約307万人と試算している。今年の誕生日が過ぎた2017年生まれから、まだ誕生日が過ぎていない2010年生まれが対象となる。

ただ、5~11歳の子どものワクチン接種は、新型コロナに感染すれば、重症悪化のリスクの高い高危険群を中心に行われる。防疫当局が接種を「積極的に勧告」した高危険群は、慢性の肺、心臓、肝臓、腎臓、神経筋肉疾患等を患ったり、糖尿や肥満、免疫低下などの問題があるケースだ。

健康な子どもは、ワクチンを接種するかどうか自主的に選択できる。すでに新型コロナに感染して治った子どもは、高危険群ではない限りワクチンの接種を勧告しない。

接種予約は、新型コロナの予防接種事前予約システム(ncvr.kdca.go.kr)で24日からできる。米ファイザーの子供向けワクチンを1回目接種後、8週間後に2回目の接種を受ける。このワクチンは、「mRNA」方式で成人用ワクチンと成分は同じだが、用量は3分の1の水準だ。

既存のファイザーワクチンの1回目と2回目の接種間隔は3週間だったが、今回は8週間に調整した。14日からは、成人を含めた12歳以上のワクチン接種にも、8週間が適用される。防疫当局は、「接種間隔を8週間に伸ばせば、安全性と効果性が高まるという世界保健機関(WHO)の研究結果によるものだ」と明らかにした。

防疫当局は最近、子供の新型コロナの感染増加を受け、今回の措置を取ったと明らかにした。しかし、オミクロン株の流行のピークと予測した今月中旬以降に接種が始まり、実益は大きくないという見通しが出ている。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は、「8週間の接種間隔と1、2週間の抗体形成期間を考慮すれば、6月になってワクチンの効果が期待できる」とし、「感染が広がった後に出た『後の祭り』の措置だ」と指摘した。

一方、14日0時基準の国内の新型コロナの重症者は1158人で、史上最多だった。死者も200人で、5日連続で200人を超えた。


イ・ジウン記者 easy@donga.com