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安哲秀氏の党と合同後も「国民の力」党名は維持の見通し

安哲秀氏の党と合同後も「国民の力」党名は維持の見通し

Posted March. 14, 2022 09:02,   

Updated March. 14, 2022 09:02

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保守系最大野党「国民の力」が中道野党「国民の党」との合同後も党名をそのまま維持することになる見通しだ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は、政権引き継ぎ委員長を務める「国民の力」の安哲秀(アン・チョルス)代表との野党候補一本化の過程で、大統領選後に早期に両党の合同を推進することで合意している。

「国民の力」関係者は13日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「昨年4月の再補欠選後、一度『国民の党』と交渉した時、党名を維持することに対しては大きな意見の相違はなかった」とし、「今のところ党名を強いて変更する理由はない」と話した。次期大統領を輩出し、110議席を持つ「国民の力」が3議席を保有する「国民の党」との合同で党名を変更する理由はないというのが「国民の力」内部のムードだ。

しかし、党名はさておき両党は80日後に迫った地方選挙の公認権など細部の合同条件をめぐって激しい駆け引きを行う可能性が高い。指名を担う最高委員など党の重要ポストをどのように決めるかも鍵だ。ただし野党内では、合同の過程で意見の相違が露呈する場合、尹政府に負担になりかねないため、公開的に衝突する代わりに水面下での激しい交渉が予想されている。

「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表は14日、最高委員会議を開き、韓起鎬(ハン・ギホ)議員を事務総長に任命するなど党職の改編を行い、合同交渉の手続きに入る計画だ。これに先立ち李氏は、地方選挙の公認と関連して、「出身に関係なく100%公正に予備選挙を行う」と釘をさし、合同の過程で「分け合い式の公認」はないという考えを明確にした。

さらに、大統領選の勝利により現役議員の地方選出馬の動きが本格化し、「国民の力」は議席数の管理をめぐって苦慮している。入閣と違って地方選への出馬のためには議員を辞職しなければならないため、172議席の与党「共に民主党」より少ない議席がさらに減る恐れがあるためだ。大統領選の予備選挙に挑んだ洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員(当選5回・大邱寿城乙)はすでに大邱市長選への出馬を明らかにしており、現役重鎮議員の多くが忠清道(チュンチョンド)、慶尚道(キョンサンド)圏の知事選への出馬を秤にかけている。


姜炅石 coolup@donga.com