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「時代の碩学」李御寧初代文化部長官が死去

「時代の碩学」李御寧初代文化部長官が死去

Posted February. 28, 2022 08:29,   

Updated February. 28, 2022 08:29

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現代を代表する碩学、李御寧(イ・オリョン)初代文化部長官(写真)が26日、ソウル鍾路区(チョンロク)の自宅で癌闘病の末、死去した。88歳だった。

忠清南道牙山市(チュンチョンナムド・アサンシ)で生まれ、1956年にソウル大学国語国文学科を卒業した故人は、同年、韓国日報に批評文「偶像の破壊」を発表し、文壇に波紋を投じた。33歳で梨花(イファ)女子大学国文科教授となり、約30年間、後輩学者を養成した。

72年に月刊『文学思想』および出版社「文学思想社」を設立し、「李箱(イ・サン)文学賞」を制定した。88年のソウル五輪では、開・閉会式の文化企画を主導し、冷戦の終息を呼びかける名文「壁を越えて」を作ったほか、輪を転がす少年を企画するなど、平和の価値を世界に静かだが強烈に伝えた。

90年、盧泰愚(ノ・テウ)政府で初代文化部長官を務め、韓国芸術総合学校と国立国語研究院(現国立国語院)を設立した。

『「縮み」志向の日本人』、『李御寧の知の最前線』など約300冊の著書を出した故人は、文学、哲学、科学など学問の境界を自由自在に行き来し、物事に精通していた。情報化時代をリードしなければならないとし、アナログとデジタルを合わせた「デジログ」概念を提示するなど、時代を見抜いて未来を見通す鋭い洞察力を持っていた。最後の瞬間まで執筆を続けた故人は、知識を行動で実践した真の巨人だった。


イ・ホジェ記者 イ・ソヨン記者 hoho@donga.com · always99@donga.com