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5~11歳も早ければ3月からコロナワクチン接種

5~11歳も早ければ3月からコロナワクチン接種

Posted February. 24, 2022 09:24,   

Updated February. 24, 2022 09:24

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早ければ3月から、5~11歳の子供も新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種することになる。今は、12歳以上のみが接種対象となっている。

食品医薬品安全処(食薬処)は、ファイザーの5~11歳用の新型コロナ・ワクチン「コミナティ筋注」の韓国国内での使用を23日許可した。食薬処は、「ファイザーが提出した臨床試験の資料を分析し、中央薬事審議委員会などの諮問を経て、ワクチンの安全性と有効性を立証した」と説明した。疾病管理庁は、新型コロナの流行状況や小児用ワクチンの供給日程などを考慮して、3月中に細部接種計画を発表する予定だ。政府関係者は、「ワクチンは3月上旬よりも遅れて導入される可能性もある。早ければ3月、遅ければ4月に接種を開始するとみられる」と語った。

食品医薬品安全処によると、ファイザーは米国やフィンランド、ポーランド、スペインの4カ国の5~11歳の3109人を対象に臨床試験を行った。ワクチン接種による予防効果は、90.7%だった。注射部位の痛みや赤く膨らむ症状、疲労感、筋肉痛などの副反応が現れたが、その大半は軽症または中間の水準だった。死亡や心筋炎などの重大な副反応はなかった。ただ、注射部位が赤く腫れ上がる症状は、16~25歳より多かった。同日、食品医薬品安全処のブリーフィングに出席した高麗(コリョ)大学安岩(アンアム)病院小児青少年科のチェ・ヨンジュン教授は、「軽い副反応も2、3日以内に消え、それほど心配はない」と話した。

新型コロナの主要指標は、日増しに悪化している。23日0時基準の新規感染者は17万1452人で、前日より約7万人が急増した。同日の感染者数は、オミクロン株を予め経験した主要諸国(21日基準)より多い数値だ。24日午前に発表される新規感染者数は、23日より多いものと見られる。

重症者と死者は、昨年末の「デルタ株」による医療大乱当時の水準に迫っている。重症患者数は512人で、先月19日以降初めて500人台に増えた。1日の死者は99人で、昨年12月31日以降最も多かった。死者数は、新型コロナの国内流入後、4番目に多い数値だ。医療界の内外からは、防疫当局が新型コロナの風土病化の可能性に触れるなど、性急な防疫緩和のメッセージを出しているという批判が出ている。


ユ・グンヒョン記者 イ・ジウン記者 noel@donga.com · easy@donga.com