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文大統領、政治家と企業家の「3・1節恩赦」はしない模様

文大統領、政治家と企業家の「3・1節恩赦」はしない模様

Posted February. 17, 2022 08:31,   

Updated February. 17, 2022 08:31

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3・1節(抗日独立運動記念日)が近付き、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が特別赦免(恩赦)を行うかどうかに関心が集まっている。昨年12月、朴槿恵(パク・グンヘ)前大統領を恩赦した時のように、今回も主要政治家に対する恩赦の可能性が取りざたされている。ただ3月9日実施の大統領選挙を8日後に控えた時点であるだけに、文大統領が政治的波紋が大きい赦免権を行使することはないという観測がより有力だ。一部では、大統領選後に当選者と協議して決断を下すという見方もある。

大統領府の関係者は16日、東亜(トンア)日報の電話取材に対し「まだ特別赦免に関する議論はない」としながらも、「大統領の悩みと決断の領域」と言い余地を残した。政界では、文大統領が昨年12月に国民統合を大義名分に朴槿恵氏と韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相ら与野党の人物を配分して赦免権を断行したため、任期内に李明博(イ・ミョンバク)元大統領と金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道(キョンサンナムド)知事らに対する恩赦を断行する可能性もあるという観測が流れている。朴槿恵氏の恩赦は、文大統領が恩赦の意向を1週間前に法務部に伝えて電撃的に行われた。仮釈放で釈放された李在鎔(イ・ジェヨン)三星(サムスン)電子副会長も恩赦の対象に挙がっている。

しかし、今のところは文大統領として3・1節に恩赦を断行するのは容易でないという観測が優勢だ。与党関係者は、「大統領選直前に主要政治家の恩赦を断行する場合、選挙介入という批判とともに世論の影響を耐え難い」とし、「健康が悪化した朴槿恵氏と比較して李明博氏や金慶洙氏に対する恩赦賛成世論が高くない」と話した。別の与党関係者は、「朴槿恵氏と違って金慶洙氏は政治活動に復帰できるという側面から(政治的に敏感な)メッセージを与える」と述べた。朴範界(パク・ボムゲ)法務部長官も3・1節に恩赦を行う可能性について15日、「今のところ特別な指針はない」と明らかにしている。

一部では、大統領選後に当選者が決まれば、文大統領との協議して恩赦対象が発表される可能性もあるという見方も出ている。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com