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自己検査キットの価格が10倍まで高騰、政府は遅れて「価格統制」

自己検査キットの価格が10倍まで高騰、政府は遅れて「価格統制」

Posted February. 12, 2022 08:49,   

Updated February. 12, 2022 08:49

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政府は、早ければ来週にも「防疫緩和」の可能性をほのめかした。金富謙(キム・ブギョム)首相は11日、中央災難安全対策本部(中対本)で会議を開き、「防疫状況をある程度管理できると判断すれば、いつでも勇気ある決断を下す」と述べた。

政府は現在、ソーシャルディスタンスが維持される20日以前でも防疫措置を緩和することもありうることを示唆した。 中対本の李基日 (イ・ギイル)第1統制官は、「これから(既存のソーシャルディスタンスの期間が)1週間残っているが、それでも(防疫緩和が)できればやる」とし、「防疫パス(接種証明・陰性確認制)とソーシャルディスタンスの緩和、QRチェックインなどがかみ合っている」と説明した。

しかし医療界からは、最近、60歳以上の高齢感染者が増えるなど、「危機シグナル」が感知されるだけに時期尚早、という懸念も出ている。11日0時基準で60歳以上の高齢の新型コロナの感染者は6096人で、2週間前(1月28日)の1290人に比べて4.7倍へと増えた。

オミクロン株への対応段階へと防疫体系が切り替えられた後、いたるところで起きた混乱は続いている。新型コロナの自己検査キットの品薄と価格上昇が代表的だ。同日、オンラインショッピングモールのクーパンに登録されたあるメーカーは、SDバイオセンサーの診断キット1個(1回分)を3万1200ウォンで販売していた。先月中旬まで3000~5000ウォンで販売していたのが、最大10倍に値上がりしたのだ。このため、政府は13日から自己検査キットのオンライン上での販売を禁止し、価格上限線の策定も推進する。

金首相は同日、「『在宅放置』『各自図生(各自が生き残る方法を探る)』などの過激な表現が登場している」とし、「(集中管理群のほか)残りの国民にも適切な医療サービスが提供されている」と強調した。10日に始まった「セルフ在宅治療」で混乱が生じるという指摘に対する反論だ。一方、同日、防疫当局は、「(在宅治療)制度を変更し、訂正して混乱を起こして申し訳ない」と謝罪した。


イ・ジウン記者 チョ・ウンヒョン記者 easy@donga.com