Go to contents

イタリアの英雄フォンタナ、「伊連盟が出場を妨害した」と暴露

イタリアの英雄フォンタナ、「伊連盟が出場を妨害した」と暴露

Posted February. 09, 2022 09:00,   

Updated February. 09, 2022 09:00

한국어

2022北京冬季五輪で通算10個目の五輪メダルを獲得し、「伝説」になったアリアンナ・フォンタナ(イタリア、32)が、自国のスケート連盟が支援どころか自身の五輪出場を妨害したと暴露した。

フォンタナは7日、女子ショートトラック500メートルで優勝した後に行われた記者会見で、五輪チャンピオンのタイトルを守った感想を求められて、「いろいろな感情がこみ上げてくる。うれしくもあれば安堵もある。しかし心の深いところには憤りがある。私とコーチ、家族とイタリアスケート連盟とに間で起きた情けない問題のために経験したすべての苦痛と苦しかった瞬間を思い出した」とし、「必ずまた優勝して『私がここにいる』と見せたかった」と話した。

フォンタナは、「2018年平昌大会以後、イタリアスケート連盟と対立してきた」と話した。「連盟は、私が夫をコーチに選任したことに不満があった。連盟は助けるどころか、私たちがここ(五輪)に来るのを止めようとした」とし、「私がこの席にいることを望まない人がいた」と主張した。フォンタナは夫と一緒にハンガリーに渡ったが、2019年に代表チームのトレーニングに合流するために帰国した。ところが、スケート連盟が夫婦の帰国を喜ばず、職員たちは全く無視したという。

500メートルレースの序盤は後尾にとどまったが、終盤で追い越しに成功したフォンタナは、「今じゃないといけないと思い、ダッシュした。スタートは良くなかったけど集中したし、挽回する時間があった。適切なタイミングに十分なスピードを出すことができた」と語った。いつもはフィニッシュラインを通過する時に大声を出すのが苦手というフォンタナだが、「今回は大声を上げながら怒りをぶちまけた」とし、「今日、彼(夫)が私にとって最も立派なコーチであることを証明した。夫をコーチに、味方につけたのは自分の最高の決定だった」と語った。


任寶美 bom@donga.com