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ネトフリ映画 「今、私たちの学校は」、公開されるやいなや世界1位に

ネトフリ映画 「今、私たちの学校は」、公開されるやいなや世界1位に

Posted February. 03, 2022 08:21,   

Updated February. 03, 2022 08:21

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ネットフリックスの今年初のオリジナル韓国ドラマ「今、私たちの学校は」(チウハク)が、公開されるやいなや世界1位になった。

2日、オンライン動画サービス(OTT)のコンテンツ順位集計サイト「フリックス・パトロール」によると、先月28日に世界190カ国余りで同時に公開された「チウハク」は、1日現在、カナダやフランス、日本など54カ国で1位になり、先月29日から4日間1位を守っている。英国と米国では2位なので、近いうちに1位につく可能性が高い。

ネットフリックスによると、「チウハク」は公開後3日間で、1億2479万視聴時間を記録した。先月24から30日までに、ネットフリックスの英語ドラマ部門で1位を記録した「オザークへようこそ」シーズン4パート1は、1週間の視聴時間を合わせても9634万時間にとどまっている。

「チウハク」は、ゾンビウイルスが広がったヒョサン高校で孤立した生徒たちが、生き残るために繰り広げる死闘を12話にわたって描いた。2009から2011年にかけて連載された同名のネイバーウェブトゥーンが原作で、コロナ禍など、最近の状況を大きく反映して注目を集めている。校内暴力をはじめ、「船内に待機せよ」という誤ったアナウンスで生徒たちが大勢犠牲になったセウォル号事件など、さまざまな社会問題を暗示するシーンも多い。

外信の好評も続いている。英日刊紙ガーディアンは先月28日(現地時間)、「ネットフリックスの韓国ゾンビショーに、あなたは打ちのめされるだろう」というタイトルの記事で、「高校生を主人公に打ち出したのは、非常に奇抜な設定だ」と絶賛した。さらに、コロナ禍をゾンビウイルスの拡大に喩えたことなど、様々な隠喩については、「立派な腕前だ」と評価した。米芸能メディア・バラエティも、「『イカゲーム』と同様に、悪夢のような空間的背景を活用して、別世界に来たように感じさせるドラマだ」という好評だった。

ドラマ評論家で忠南(チュンナム)大学国語国文学科のユン・ソクジン教授は、「『チウハク』の世界1位は、韓国ではもう慣れた様々な出来事と現象が、海外では馴染みが薄く、新しいものとして受け入れられた結果とみられる」と話した。

ただ、後半になるほど、ストーリーの展開が多少長くなり、学校内問題を描く過程で性的暴力行為を露骨に描写したシーンをめぐって、論議が起きていることは残念な要素だ。


孫孝珠 hjson@donga.com