Go to contents

「QR要らないのでは」「頻繁に変わるから分からない」 防疫パス解除も現場で混乱

「QR要らないのでは」「頻繁に変わるから分からない」 防疫パス解除も現場で混乱

Posted January. 19, 2022 08:55,   

Updated January. 19, 2022 08:55

한국어

大手スーパやデパート、映画館などに適用した新型コロナの防疫パス(接種証明・陰性確認制)が解除された18日、デパートなどでは最近の一貫性のない政策に戸惑う市民が少なくなかった。

この日、ソウル市江南区(カンナムグ)のデパートを訪れた60代の女性は、案内係に「『QRコード』を読み取らなくてもいいと聞いていたのに、なぜ確認するのか」と尋ねた。出入登録は依然として行わなければならないが、防疫パスの適用解除と勘違いしたのだ。この女性は手記名簿を作成後、入場した。案内担当の職員は、「1時間に5、6人は似たような質問をする」とし、「指針が頻繁に変わったせいか、勘違いするお客さんが少なくない」と話した。

新型コロナのワクチン接種を終えていないか、防疫パスの有効期限が切れた市民は、「不便が減ってうれしい」と、防疫パスの解除を歓迎した。この日、ソウル龍山区(ヨンサング)の国立中央博物館は、「防疫パスの証明」と書かれた案内文を撤去し、「『QRコード』での認証、『安心コール』後に観覧」と書かれた案内文を掲げた。博物館を訪れたワクチン未接種者のイ某さん(32)は、「昨日、防疫パスが解除されたと思って来て無駄足だったが、ようやく入場できてうれしい」と話した。ワクチン接種をしていないユ某さん(28)も、「映画館や大手スーパなど、日常空間への出入りが制限されなくなって、気が楽になった」と話した。

一方、今回の防疫パスの解除で、新型コロナがさらに広がるのではないかと不安を感じる市民もいた。老母と一緒にソウル江東区(カンドング)の大手スーパを訪れた会社員のパク某さん(54)は、「まだ新型コロナの拡大傾向が続いているのに、(大手スーパなどの)防疫パスの解除は早まったことではないかと心配だ」と話した。


キム・ギユン記者 pep@donga.com