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米国国民の半数が「不満」、「満足」は25% バイデン大統領就任1年

米国国民の半数が「不満」、「満足」は25% バイデン大統領就任1年

Posted January. 18, 2022 08:29,   

Updated January. 18, 2022 08:29

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米国人は、任期初年度のバイデン政権の経済と新型コロナウイルスの対応に満足していないことが明らかになった。これは、バイデン大統領の支持率低下に反映された。

 

米CBSニュースと世論調査会社YouGovが16日に発表した世論調査の結果によると、回答者の50%はバイデン政権に対して「不満だ」と答えた。「失望した」は49%、「不安」と答えた人は40%だった。一方、「満足」と「落ち着いた気分でいる」はそれぞれ25%にとどまった。

このような否定的な感情が多い背景には、インフレ危機に象徴される経済と新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大で露呈した新型コロナに対する不十分な対応が挙げられる。

バイデン氏の経済政策を「支持する」という回答が38%である一方、「反対する」という回答は62%にのぼった。物価急騰の傾向が続き、バイデン氏のインフレ対応を「支持する」という割合も30%にとどまった。バイデン政権の強みとされた新型コロナの対応に対しても回答者の3分の2に迫る64%が「支持しない」と明らかにした。オミクロン株が米全国に急速に拡大して感染者が急増し、ワクチン義務化が論議を呼んだことが原因と分析される。CBSニュースは、「回答者の多くがインフレと新型コロナウイルスの対応にバイデン政権がもっと集中しなければならないと考えている」と分析した。

 

バイデン氏の支持率は44%だった。就任直後の昨年2月には60%を超えたが、同年夏のアフガニスタンからの米軍撤収過程の乱脈ぶりで支持率が下落し始めた。昨年11月からインフレなど悪材料が重なり、40%台にとどまった。1982年のレーガン元大統領以降、大統領7人(再任含む)の就任1年の支持率では、トランプ前大統領(37%)に続き2番目に低い。

全般的に米国が「良くなっている」は26%にすぎなかったが、「バイデン氏がトランプ氏より良い」という回答は45%で、その反対(39%)より高かった。今回の調査は今月12~14日、米国の成人2094人を対象に行われた。信頼度5%、標本誤差±2.5%。


兪載東 jarrett@donga.com