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「ジェネシスG90」の第4世代新型車披露、目標は世界シェア8%以上

「ジェネシスG90」の第4世代新型車披露、目標は世界シェア8%以上

Posted January. 14, 2022 08:35,   

Updated January. 14, 2022 08:35

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「2万台」

ジェネシスが、韓国内の最高級大型セダン「ジェネシスG90」のフルモデルチェンジを実施した第4世代新型車を発売する際に掲げた販売目標だ。米国市場を中心に追い風が吹いた昨年の友好的な雰囲気を受け継ぎ、世界の大型高級車市場で8%以上のシェアを獲得するという抱負を明らかにしたのだ。

13日、現代(ヒョンデ)自動車グループによると、ジェネシスG90は、14日から23日にかけて、ジェネシスブランドの専用展示館である京畿道竜仁市(キョンギド・ヨンインシ)にある「ジェネシス・スジ」に展示される。全長5275ミリ、全幅1930ミリで、先端技術が網羅されている。ボタンを押せば開かれるドアと、助手席に人がいない時は後部座席のフットレストが自動的に下りてくる機能などを取り入れた。

ガソリン3.5ターボエンジンと8段の自動変速機が搭載されたパワートレイン(380馬力)は、低いエンジン回転(RPM)でもスムーズに走行できるように設計されたという説明だ。現代自(ジェネシス)の張在勲(チャン・ジェフン)代表は、「G90は究極のフラッグシップセダンであり、ジェネシスが進もうとする方向性を示している」と述べた。

今年は、ジェネシスが、グローバルプレミアムブランドとしての存在感を固めることができるかどうかを占う分かれ道になる見通しだ。同日、現代自グループの資料によると、ジェネシスは昨年の年間販売台数(20万1415台)が初めて20万台を超えた。米国市場での販売台数(4万9621台)は、2020年(1万6384)より3倍以上伸びた。「ゴルフ皇帝」タイガー・ウッズが、昨年、GV80を運転中に転覆事故に遭ったが、大きなけがはなかったことが影響したと評価されている。

一方、現代自グループ全体のシェアが落ちている中国を、ジェネシスが攻略するのは課題となっている。中国の高級車市場は、ドイツのプレミアムブランドへの忠誠度が高い。韓国製車がプレミアムとして認識されるには、心理的ハードルが高いので、ジェネシスならではの差別化した技術力とサービスを提示しなければならない。

そのようなことから、中国市場でも発売される今回の新型「G90」は、ジェネシスがプレミアムイメージを中国国内に広める役割を果たすものと見られる。上海や成都などの4つの地域にブランド拠点を構築しながら、販売を開始するという計画だ。

張代表は、「G90のグローバルにおける年間平均販売台数は2万台、ジェネシス全体は22万台ぐらいになると予想する」と述べた。


金在亨 monami@donga.com