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「就職寒波」は人文系や非首都圏・女性に、より過酷だった

「就職寒波」は人文系や非首都圏・女性に、より過酷だった

Posted December. 28, 2021 08:07,   

Updated December. 28, 2021 08:07

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新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年、4年制大学や短大、大学院などの高等教育機関の卒業者の就業率が、2011年以降最も低かったことが分かった。就職難は、人文系出身者や非首都圏、女性により大きな影響を及ぼした。

教育部は、昨年2月および2019年8月に高等教育機関を卒業した55万3521人を対象に、昨年12月基準の就職および進学有無、給与水準などを調査した「2020年の高等教育機関卒業者の就職統計」を27日に発表した。

統計によると、高等教育機関の卒業者の就職率は65.1%と、前年より2ポイント減少し、2011年、該当統計を取り始めて以来、最低値を記録した。教育部の関係者は、「調査対象は、新型コロナ発生後初めて社会生活を始める世代で、新型コロナが就業率に影響を及ぼした」と明らかにした。

人文系列の卒業者たちが「就職寒波」を最も体感したことが、調査の結果分かった。人文系列の就業率は53.5%に過ぎず、前年比就業率の減少幅も、また全系列の中で最も大きかった。医学系列と工学系列の就職率はそれぞれ82.1%と67.7%で、相対的に高かった。ソウルA大学語文学部に在学中のイさん(26)は、「人文学部出身者は、一般大企業の公開採用に合格することは極めて難しく、会計士や労務士などの専門資格証を準備する友達が多い」と伝えた。

地域別では、非首都圏の卒業者が首都圏より大きな打撃を受けた。首都圏大学の就業率は66.8%だったが、非首都圏は63.9%にとどまった。男性の就業率は67.1%で、女性(63.1%)より相対的に高く、男性の前年比就業率の減少幅は女性より低かった。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com