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地獄から脱出した申台龍、初優勝の「天国」を味わえるか

地獄から脱出した申台龍、初優勝の「天国」を味わえるか

Posted December. 27, 2021 08:47,   

Updated December. 27, 2021 08:47

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申台龍(シン・テヨン)監督(写真)率いるサッカー・インドネシア代表チームが、2020東南アジアサッカー選手権(AFFスズキカップ)決勝に進出した。スズキカップは「東南アジアのワールドカップ」と呼ばれる大会だ。

インドネシアは25日、シンガポール国立競技場で行われた準決勝第2戦でシンガポールと2-2で引き分けた後、延長戦で4-2で勝った。第1戦を1-1で引き分けたインドネシアは、2戦合計5-3で決勝進出を決めた。

申監督はこの日の試合について、「天国と地獄を行き来した」と表現した。それほど試合は激しかった。インドネシアは前半11分、エズラ・ワリアンのゴールで先制したが、前半ロスタイムに韓国出身の帰化選手ソン・ウィヨンに同点を許した。また、後半29分にはシンガポールのシャーダン・スライマンに勝ち越しゴールを許し、1-2でリードされた。

しかし、シンガポールは前半追ロスタイムと後半22分に2人が退場となり数的に不利な状況になった。この隙を逃さなかったインドネシアは後半42分、同点ゴールを決め、延長戦で数的優位を生かして4-2の完勝を収めた。申監督は「両チームともグラウンドで本当に懸命に戦い、簡単ではない試合だった」と話した。

2019年12月から申監督が采配しているインドネシアは、スズキカップ史上初優勝に挑戦することになり、現地では申監督への称讃の声が絶えない。インドネシアサッカー協会はソーシャルメディア(SNS)に「私たちの監督がインドネシアを決勝に導いた」と書いた。地元メディア「デンパサール」は「申台龍監督がインドネシア国民にクリスマスプレゼントを与えた」と称えた。

同大会準優勝を5度経験しているインドネシアは、ベトナム対タイの準決勝の勝者と優勝カップをめぐって29日と来年1月1日に2度対戦する。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com