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世界初のテキストメッセージNFTが1億4000万ウォンで落札

世界初のテキストメッセージNFTが1億4000万ウォンで落札

Posted December. 23, 2021 08:42,   

Updated December. 23, 2021 08:42

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約30年前、世界で初めて送信されたショート・メッセージ・サービス(SMS)の非代替性トークン(NFT)が、競売で1億ウォンを超える価格で落札された。「メリークリスマス」という短い挨拶が書かれたSMSのNFTは英国の通信大手ボーダフォンが出品し21日(現地時間)、フランスの競売会社アグット・オークション・ハウスに掛けられた。匿名のカナダ人が10万7000ユーロ(約1億4000万ウォン)で落札し、暗号通貨のイーサリアムで決済された。

世界初のSMSは1992年12月3日、ボーダフォンの開発責任者だった二―ル・パップワース氏が送信した。受信者は会社の忘年会に出席していた取締役のリチャード・ジャービス氏だった。ジャービズ氏は重さが2キロもある携帯電話でこのメッセージを受け取った。当時、携帯電話は机上の電話に似ているが、電話線がなく受話器だけを使う形だと、ロイター通信は説明した。

NFTはオンライン上の多様なメディアの所有権をブロックチェーンに記録する一種のデジタル認証書だ。NFTを購入することは、実物を持つのではなく、ブロックチェーンに所有権を登録する権利を買うこと。しかし、同日の競売にはSMSの写真とNFTコードが入った実物の額縁が登場した。これはフランスでは無形商品が競売で販売するのが違法となっているからだ。

落札者はAFP通信に対し、「来年まで持ち続けて、クリスマスシーズンに売却するのを楽しみにしている」と話した。ボーダフォンは、販売利益金を国連難民機関に寄付する計画だ。


金民 kimmin@donga.com