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トランプ氏、「五輪ボイコットは米国を敗者のように見せる」

トランプ氏、「五輪ボイコットは米国を敗者のように見せる」

Posted December. 21, 2021 09:50,   

Updated December. 21, 2021 09:50

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トランプ前米大統領(写真)が、来年の北京冬季五輪を外交的にボイコットすると発表したバイデン大統領に対して、「米国を『潔くない敗者(sore losers)』のように見せる」と非難した。トランプ氏は、中国当局の新疆ウイグル自治区での弾圧など人権問題と関連して、中国の習近平国家主席を「殺人者(killer)」と述べた。

トランプ氏は19日、米FOXニュースのサンデー・モーニング・フューチャーズとのインタビューで、「私が大統領だったら五輪をボイコットしないだろう」とし、「それはまるで私たちを敗者のように見せる」と話した。また、「私はジミー・カーターがしたことを目にし、それは非常にぞっとすることだった。選手たちを傷つけた」と付け加えた。

第39代大統領のカーター氏は、1979年のソ連のアフガニスタン侵攻に抗議し、翌年80年のロシアのモスクワ夏季五輪を全面ボイコットした。政府使節団はもとより選手も送らなかった。ボイコットには米国の同盟国も参加した。ソ連もこれに対する報復として、84年の米ロサンゼルス夏季五輪をボイコットした。

 

中国の人権弾圧問題を批判したバイデン氏は、カーター氏と違って選手団は送り、政府使節団だけ送らない外交的ボイコットを選んだ。トランプ氏は「(中国に対して)私たちが使えるより強力な手段がある」とし、「(外交的ボイコットは)強力な措置ではない」と述べた。

トランプ氏は在任当時の習氏との関係を問われ、「彼は殺人者だが、私は彼と良い関係を維持した」とし、「彼は私を本当に好きだったと思う。私も彼が好きだ」と述べた。ただし、中国に対しては「中国は数年間、米国を経済的にずたずたにした」と非難した。


李恩澤 nabi@donga.com