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ホワイトハウス「韓半島非核化、段階的進展を追求」

ホワイトハウス「韓半島非核化、段階的進展を追求」

Posted December. 20, 2021 08:49,   

Updated December. 20, 2021 08:49

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サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、北朝鮮の非核化という目標に向かって段階的(step-by-step)アプローチを追求していると明らかにした。しかし、そうしつつも韓国など同盟国と共に対北朝鮮制裁を続けていく考えを示唆した。

サリバン氏は17日(現地時間)、米外交問題評議会(CFR)が主催した懇談会に出席してこのように話した。サリバン氏は、「バイデン政権の対北朝鮮政策は、韓半島の非核化という窮極の目的に向けて外交的に関与する準備をし、段階的進展を成し遂げること」とし、「ただし、まだ外交で北朝鮮の呼応を得ることはできなかった」と述べた。司会者が、「呼応を得ることができなかった」とは何を意味するのかと尋ねると、サリバン氏は「今年、対話のための交渉のテーブルで北朝鮮と対座することができなかったという意味だ」と説明した。

 

サリバン氏は、「米国は外交に関与する意志と準備ができていることを北朝鮮に伝えた」としつつも、「そのような中でも、米国は制裁を引き続き行い、韓国や日本など同盟国と緊密に調整している」と強調した。北朝鮮との対話を積極的に推進するものの、制裁など圧力手段も取っていくという趣旨とみられる。

 

ただしサリバン氏は、「北朝鮮が一部能力(ミサイル発射)の実験はしても、他の形の挑発は控えている」とし、「米国は、2018年のシンガポール米朝首脳会談で議論された基本的な事項をもとに進展に向けて関与する準備ができている」と述べた。サリバン氏は、バイデン政権の対北朝鮮政策は、オバマ政権の「戦略的忍耐」とトランプ政権の「一括妥結」方式の中間の地点にあると強調した。


兪載東 jarrett@donga.com