
LE SSERAFIM(ル・セラフィム)の「CELEBRATION」、ILLIT(アイリット)の「It’s Me」、そしてKATSEYE(キャッツアイ)の「PINKY UP」。
HYBE(ハイブ)傘下レーベル所属の人気ガールズグループ3組が、この1カ月間で相次いでEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を前面に打ち出した強烈な電子音楽サウンドを披露した。3組が公開した楽曲はいずれも、150bpm前後の強烈なビートを刻むテクノ(Techno)を基盤としている。
先陣を切ったのは、HYBEとゲフィン・レコード所属のKATSEYEだ。先月9日に発売した「PINK UP」は、強烈なパーカッションとベース、華やかなシンセサウンドが調和したエネルギッシュな楽曲。昨年、ハイパーポップジャンルの「Gnarly」で世界市場で大きな成果を上げたKATSEYEは、今回も誇張された電子サウンドと持ち前の力強いパフォーマンスを打ち出した。
「今この瞬間に没頭する自信を見せる」というメッセージも、KATSEYEならではの強みをよく生かしているとの評価を受けている。「PINKY UP」は、米大型音楽祭「コーチェラ・バレー・ミュージック&アーツ・フェスティバル」で初披露された後、米ビルボードメインシングルチャート「Hot100」で28位に初登場した。現在も3週連続でチャート入りしている。
デビュー時から幻想的な妖精コンセプトを維持してきたビリーフラボ所属のILLITがEDMを選択したことは、やや意外との見方も出ている。先月30日に発売した4枚目のミニアルバム「MAMIHLAPINATAPAI」のタイトル曲「It’s Me」は、従来よりも攻撃的で弾けるような印象が強い。
特に、「あなたの『最推し』はまさに私」という挑発的な歌詞と、ヘッドバンギングを取り入れた振り付けが印象的だ。メンバーのモカは、「刺激的で、一度食べたら止まらない火鍋のような曲」と説明した。
ソースミュージック所属のLE SSERAFIMが先月24日に発表した2枚目のフルアルバム「PUREFLOW pt.1」のリードシングル「CELEBRATION」も、EDM系楽曲。メロディックテクノとハードスタイルを組み合わせ、「恐れを認め、それに立ち向かう力を得た瞬間を祝おう」というメッセージを強烈に表現した。
こうした流れを受け、同じHYBE傘下ガールズグループが似た時期に相次いで電子音楽ベースの楽曲を発表し、各グループの個性が薄れているとの指摘も出ている。強いビートと反復的なフック、パフォーマンス中心の構成が共通して目立ち、一括りに「HYBE流電子音楽」と受け止められかねないという。音楽評論家のキム・ドホン氏も、「LE SSERAFIMの『CELEBRATION』はハードスタイル寄りで、KATSEYEの『PINKY UP』はハイパーポップ色が強い」としながらも、「3組とも電子音楽ベースの楽曲を出したことで、差別化戦略が鮮明ではない点は惜しい」と指摘した。
もっとも、最近のKポップガールズグループシーンでEDMは新たな主流として定着しつつある。aespaの2024年メガヒット曲「Whiplash」、昨年BLACKPINKがカムバック曲として選んだ「跳べ」もテクノ系だった。キム氏は「最近の市場で最も注目されるジャンルを、各組の文法に合わせて加工したものとみられる」と説明した。
サ・ジウォン記者 4g1@donga.com






