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距離確保と追加接種で「クリスマスの悪夢」を防がなければ

距離確保と追加接種で「クリスマスの悪夢」を防がなければ

Posted December. 17, 2021 08:28,   

Updated December. 17, 2021 08:28

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政府は16日、社会的距離確保を18日から来年1月2日までの16日間、施行すると発表した。私的な集まりの人数は4人に制限され、飲食店、カフェ、スポーツジムは夜9時には営業を終えなければならない。小規模事業者には損失補償のほかに感染対策支援金を給付することを決めた。先月29日に段階的日常回復(ウイズコロナ)を中止するかどうかについて「後退できない」と話した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、「感染対策を再び強化することになり、国民に申し訳ない」と謝罪した。

苦労して始めたウイズコロナを47日で止めなければならないほど、コロナ禍は最悪の危機に陥っている。16日午前0時基準、重症者は989人で、過去最多を記録した。新規感染者も7622人で、2日連続7000人台となった。直ちに止めなければ1日の感染者が1万人台に増え、死亡者が急増する「クリスマスの悪夢」が現実になる恐れがある。医療システムが耐えられる感染者規模を4000人台と見る場合、2週間で3000人を減らさなければならない。不必要な年末の集まりを避け、屋内の喚起とマスクの着用で感染拡大を抑えなければならない。

 

政府は、3回目のワクチン接種を促しているが、60歳以上の接種率は46%と依然として低い状況だ。3回目の接種の効果は数字で確認されている。1日と14日の年齢層別の新規感染者を比較した結果、3回目の接種率が60%を超える80代以上は11.2人から12.7人と小幅の増加にとどまった。一方、接種率が低い60代は11.3人から19.3人に急増したことが分かった。死亡者の96%が、接種完了日が過ぎた60代以上だ。高齢層の3回目の接種を年内に終え、被害を減らさなければならない。接種完了率が低い12~15歳で成人の倍近くの感染者が発生しているため、小児・青少年の接種も急ぐ必要がある。

世界保健機関(WHO)は、オミクロン株の強い感染力だけでも医療システムを圧倒すると警告した。米国は、来年1月にオミクロン株とデルタ株、インフルエンザが同時に流行する「3重苦」を懸念している。明日から始まるソーシャルディスタンシングで時間を稼いでいる間に、医療システムを再整備し、長期戦に備えなければならない。