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着工11年、韓国最長の「保寧海底トンネル」があす開通

着工11年、韓国最長の「保寧海底トンネル」があす開通

Posted November. 30, 2021 08:37,   

Updated November. 30, 2021 08:37

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韓国最長の海底トンネルとなる「保寧(ボリョン)海底トンネル」が、来月1日に全面開通する。全長6.9キロ、海底区間だけでも5.2キロと、世界で5番目に長いトンネルだ。

国土交通部(国土部)は29日、忠清南道保寧市新黒洞(チュンチョンナムド・ボリョンシ・シンフクドン)の大川(テチョン)港から保寧市鰲川面元山島(オチョンミョン・ウォンサンド)を結ぶ長さ6927メートルの保寧海底トンネル(国道77号線の保寧~泰安間の道路建設工事)の全区間を、来月1日午前10時から開通すると発表した

韓国最長の海底トンネルで、2010年12月の着工以来約11年ぶりに韓国施工技術で完成した。総事業費は4881億ウォン。世界的にも保寧海底トンネルより長い海底トンネルは、日本の東京湾アクアライン(9.5キロ)とノルウェーのボムラフィヨルド(7.9キロ)、エイクスン(7.8キロ)、オスロフィヨルド(7.3キロ)の4つだけだ。

保寧海底トンネルは、上下2車線のトンネルである。韓国国内で初めてNATM工法(頑丈な岩盤に穴を開け、火薬を取り付け爆破し、岩盤を貫く工法)を導入し、工事を進めた。トンネル開通後は、保寧~泰安区間(2019年末に完成)と連結される。これにより、1時間30分かかっていた「保寧市大川海水浴場~泰安郡安眠島(アンミョンド)ヨンモク港」の移動時間が今後は10分に短縮される。国土部の李潤相(イ・ユンサン)道路局長は、「トンネル開通で、保寧と泰安が10分の生活圏につながった」とし、「新しい西海岸の観光ベルトが誕生する」と期待した。


チョン・スング記者 soon9@donga.com