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与党「民生法案の独走が大きな罪か」、野党「北朝鮮の速度戦を連想」

与党「民生法案の独走が大きな罪か」、野党「北朝鮮の速度戦を連想」

Posted November. 27, 2021 08:35,   

Updated November. 27, 2021 08:35

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与党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)氏が、「(与党常任委員長は)木槌を持っているのではないのか」とし、「立法速度戦」を求めると、同党内からも本格的に立法独走にアクセルをかけるべきだという声があがっている。これに対して野党は、「北朝鮮政権の速度戦を連想させる」と強く非難した。

「共に民主党」の戦略企画委員長に任命された姜勲植(カン・フンシク)議員は26日、MBCラジオ番組で、李氏が求めた「立法独走」について、「民生法案の場合、独走したからと大きな罪になるのか問いたい」と述べた。また、「野党も『グラスローリング(サッカーの試合で倒れたまま起き上がらないこと)』のように寝そべり、『法案を議論しない』、『与党の成果になることは見ていられない』と(交渉の)テーブルに座らないことは誤っている」と強調した。 

同党の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表も同日、党会議で、「李氏が尹昊重(ユン・ホジュン)院内代表と常任委の立法課題を点検した」とし、「小規模事業者の損失補償および開発利益還収法、仮想資産課税猶予、全斗煥(チョン・ドゥファン)追徴法など懸案を点検して動く」と述べた。

李氏の「速度戦」が本格化する中、所管の常任委では野党との協議が容易ではないと懸念する声も出ている。国会企画財政委員会経済財政小委員会は前日(25日)、李氏が強調した公共機関の労働理事制導入を義務づける法案「公共機関運営に関する法律改正案」を審査しようとしたが、野党議員が席を立ち、議論できなかった。「共に民主党」が推進する仮想資産課税1年猶予案に対しても26日、国会企画財政委員会小委で議論できず、今後再び審査することにした。

保守系最大野党「国民の力」の許垠娥(ホ・ウンア)首席報道担当は同日、論評で、「北朝鮮政権が危機の度に持ち出すのが速度戦」とし、「李氏が主張する立法速度戦も、立法独裁政局を誘発するだけでなく国家的に大きな害をもたらすことは明らかだ」と批判した。


チェ・ヘリョン記者 ユン・ダビン記者 herstory@donga.com · empty@donga.com