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CJ・ENM、「ラ・ラ・ランド」制作会社を9200億ウォンで買収

CJ・ENM、「ラ・ラ・ランド」制作会社を9200億ウォンで買収

Posted November. 20, 2021 08:19,   

Updated November. 20, 2021 08:19

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CJENMが、映画「ラ・ラ・ランド」の制作会社として有名な米ハリウッドコンテンツ制作会社「エンデバーコンテンツ」を買収する。

CJ・ENMは19日午前、取締役会を開き、エンデバーコンテンツの持分約80%を7億7500万ドル(約9200億ウォン)で買収し、経営権を確保することを議決した。CJグループの李在賢(イ・ジェヒョン)会長(写真)が11年ぶりに公の場に出て、4大未来成長エンジンを中心に3年間、計10兆ウォンを投資すると明らかにしてから、半月あまりでの攻撃的な投資行動だ。

エンデバーコンテンツは、グローバルスポーツ・エンターテインメントグループであるエンデバーグループ・ホールディングス傘下の制作スタジオで、映画「ラ・ラ・ランド」「コール・ミー・バイ・ユア・ネーム」などと、英BBCの人気ドラマ「キリング・イブ」「ザ・ナイト・マネージャー」など、作品性のある映画や放送コンテンツを投資・制作することで有名だ。 世界18カ国に拠点を置いている。

コンテンツ・メディア業界は、CJ・ENMは今回の買収を通じて、世界大衆文化の中心である米国に制作基地を確保し、企画・制作力量はもちろん、グローバルコンテンツの流通ネットワークまで一気に確保できると評価した。今回の買収は、各国の主要プラットフォーム・メディア企業間でオリジナルコンテンツの制作競争が激しくなる中、李会長がCJグループの4大未来成長エンジンとして提示したカルチャーとプラットホームを強化できるという分析が出ている。

実際、エンデバーコンテンツは2017年の設立後、HBOやBBCなど、各国を代表する放送チャンネルやネットフリックスなどのオンライン動画サービス(OTT)に様々なコンテンツを流通させ、早いテンポで成長を遂げてきた。現在、制作を控えていたり、企画中のグローバルプロジェクトだけでも300件を超える。CJ・ENMのデジタルプラットフォーム「ティービング」がグローバルOTT市場への参入を控えているだけに、今後、強力なシナジー効果が期待される。CJ・ENMの姜淏盛(カン・ホソン)代表は、「エンデバーコンテンツの企画・制作力量とCJ・ENMのKコンテンツ制作ノウハウが結合して、シナジーを発揮するだろう」とし、「究極的には、東洋と西洋の文化圏を包括するトップグローバルメジャースタジオに跳躍するのが目標だ」と述べた。

専門家らは、今回の買収が韓国文化コンテンツ事業の強化にもつながると期待している。映画評論家のチョン・ジウク氏は、「白人一辺倒のハリウッドで、韓国のコンテンツを多く紹介すれば、グローバル観客が多彩な文化に接する機会が増えるだろう」と話した。映画会社「ブル」のチョ・ジョンジュン代表は、「奉俊昊(ポン・ジュノ)、朴贊郁(パク・チャヌク)など、グローバル市場に名を馳せた有名監督の今後の作品活動に前向きな影響を及ぼすだろう」と予想した。


パク・ソンジン記者 チョン・チェウン記者 psjin@donga.com · chan2@donga.com