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JPモルガン、ワラント巡りテスラを提訴

JPモルガン、ワラント巡りテスラを提訴

Posted November. 18, 2021 08:23,   

Updated November. 18, 2021 08:23

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米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO・50・写真)が、米銀行大手JPモルガン・チェースから提訴されたと、CNNなどが15日(現地時間)報じた。普段から突発的なツイートで株式市場を揺るがすマスク氏が2018年に投稿したツイートが訴訟の発端となった。

JPモルガンは15日、「マスク氏がワラント(新株引受権)の契約に違反した」とし、ニューヨーク・マンハッタンの米連邦地裁に1億6220万ドル(約1918億ウォン)の支払いを求めて提訴したことを明らかにした。

訴状によると、JPモルガンは14年、テスラ普通株を今年6~7月に1株560ドルで購入するワラント契約を締結した。しかし、18年8月にマスク氏が「1株420ドルでテスラの非公開化を検討している。資金は確保している」とツイートすると、テスラ株は急落した。JPモルガンは、マスク氏のツイートの10日後、ワラントの行使価格を424ドルまで引き下げ、その1週間後に484ドルまで引き上げた。

JPモルガンは、テスラが最終調整された行使価格での支払いを拒否していると主張した。JPモルガンは、テスラに主要な企業問題が発生した場合、行使価格を変更できる権利があるとし、18年にマスク氏が投稿した非公開化のツイートは、主要な企業問題に該当すると主張した。JPモルガンは訴状で、「行使価格の変更は適切だった。契約上要求できる事項であるにもかかわらず、テスラは変更された行使価格による支払いを拒否した」と明らかにした。

今回の訴訟についてテスラ側は立場を明らかにしていない。テスラ側は19年に、JPモルガンの行使価格の変更に対して、「テスラ株の変動で利益を得ようとする不合理で日和見主義的な動き」と批判した。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com