Go to contents

予想を越える「ウイズコロナ」感染拡大傾向、医療体制の再整備が至急だ

予想を越える「ウイズコロナ」感染拡大傾向、医療体制の再整備が至急だ

Posted November. 06, 2021 08:14,   

Updated November. 06, 2021 08:14

한국어

新型コロナウイルスの1日の感染者が5日までの3日間2000人台を記録した。政府は1日に段階的日常回復(ウイズコロナ)を始め、24日頃に1日の感染者が1527~2810人に達すると推算したが、政府の予想値が3週間も早く現実のものとなったのだ。重症者も1ヵ月後には今の2倍の800人台に増えるとみられ、病床不足が懸念される。

政府は、ウイズコロナを始めて5日が経った5日、首都圏地域にコロナ感染者のための病床1348床を確保するよう行政命令を下した。政府の計画どおり病床が追加されれば、1日の感染者が7000人発生しても耐えられるという。しかし、医療スタッフが補充されなければ、辛うじて確保した病床も無用の長物になる。一線の病院だけに任せるのではなく、政府が訓練された治療および看護の人員を最大限支援しなければならない。自宅療養者も4000人にのぼり、非対面の診療が十分に機能していない。自宅療養は、ウイズコロナ成功の核心条件だ。自宅療養者の選定から健康モニタリング、救急時の病院搬送まで全過程を再整備する必要がある。

欧州も多くの感染者が発生し、来年2月までにさらに50万人の死者が出ると予測されている。ワクチン接種完了率が停滞状態なのに加え、ウイズコロナを宣言して感染防止対策を緩和したためだ。冬季を控え、コロナとインフルエンザが同時に流行する「ツインデミック」が予告されている。ワクチン接種率を引き上げ、マスク着用と室内の喚起など自律的対策によって辛うじて始めたウイズコロナを定着させなければならない。