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文大統領、「南北山林協力」3年ぶりに再び提案

文大統領、「南北山林協力」3年ぶりに再び提案

Posted November. 03, 2021 08:35,   

Updated November. 03, 2021 08:35

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、国連気候変動枠組み条約の第26回締約国会議(COP26)で、「韓国と北朝鮮の山林協力を通じて、韓半島全体の温室効果ガスを削減する」と主張した。山林協力は2018年に南北首脳が平壌(ピョンヤン)共同宣言文で合意したが、ハノイ米朝会談の決裂後、進展がない状態だ。

 

文大統領は1日(現地時間)、英グラスゴーで開かれた会議での基調演説で、「山林復元協力は、境界地域の平和を増進させることができる案」とし、このように話した。

 

文大統領がCOP26で南北山林協力に触れたのは、ハノイ米朝会談以前に南北米の対話の時計の針を戻そうという北朝鮮への提案とみられる。朴洙賢(パク・スヒョン)大統領国民疎通首席秘書官は2日、聯合ニュースTVのインタビューで、「(南北山林協力の提案は)非常に大きな意味がある」とし、「韓半島平和プロセスが一歩でも進展し、南北関係が改善され、それが米朝交渉にも役立つ好循環の出発点にならないだろうか」と話した。

一方、北朝鮮は山林協力や人道支援のような事案を「根本的でない問題」としている。北朝鮮は先月、南北通信連絡線の復旧後、韓国政府のテレビ会議システム構築の提案にもまだ答えていない。

文大統領が山林協力を提案した会議場に、北朝鮮のチェ・イル駐英大使が現れ、文大統領の演説を最後まで聴いたが、直接挨拶を交わしたり話をすることはなかった。


崔智善 aurinko@donga.com