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J&Jワクチンの追加接種、3日間で60万人が予約

J&Jワクチンの追加接種、3日間で60万人が予約

Posted November. 02, 2021 08:27,   

Updated November. 02, 2021 08:27

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米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナワクチン(ヤンセンワクチン)の接種者のうち、追加接種(ブースターショット)を予約した人が60万人を超えた。予約を受け始めてからわずか3日だ。

1日、中央防疫対策本部によると、ヤンセン接種者のうち61万9226人が前日まで追加接種の予約を終えた。韓国内のヤンセン接種者が148万5040人であることを勘案すれば、41.7%が追加接種を希望している。追加接種の予約は、先月28日午後8時から始まり、30日ですでに60万人を超えている。

初日の予約を終えた会社員のイさん(30)は、「最初は国内にヤンセンとモデルナ製ワクチンの交差接種例がなく、あまりにも急に決まった気がしたので苦慮した」としながらも、「近いうちに追加接種を受けていない人は、『防疫パス』の対象から除外されるかもしれないと思って接種を決心した」と話した。チョンさん(31)は、「周りに接種しない人を探すほうが難しい」とし、「どうせ接種しなければならないようなので、早く接種することにした」と話した。

1日からジムなどの屋内スポーツ施設に導入された防疫パスは、接種「完了」を基準とする。ヤンセンは1回の接種で完了するため、追加接種を受けなかったからといって防疫パスを受けられないわけではない。しかし、ヤンセン接種後のブレークスルー感染例が多発していることから、「今後、ヤンセンは追加接種まで打たなければ、防疫パスを受けられないだろう」という推測も出た。

実際、韓国国内での突破感染事例は、ヤンセンワクチンが最も多い。先月17日基準で接種者10万人当たりの突破感染事例は、△ヤンセンが266.5人、△アストラゼネカが99.1人、△ファイザー製が48.2人、△モデルナが4.6人の順だ。このように突破感染事例が増えると、防疫当局はヤンセン接種者を基本接種後2ヵ月が過ぎても、追加接種の対象者に含めた。一般的に追加接種は、基本接種後6ヵ月後に接種する。

ヤンセンワクチンの追加接種は、8日から全国の委託医療機関で実施される。追加接種ワクチンは、モデルナを基本とするが、医療機関の環境によって現場でファイザーに変更できる。ヤンセンで追加接種を受けるためには、ヤンセン接種機関または保健所に問い合わせなければならない。

一方、防疫当局が最近新型コロナで死亡した389人を分析した結果、予防接種を完了していないケースが76.5%(294人)だった。死者の中で60代以上の高齢層が85.6%(333人)で大多数だった。中央事故収拾本部防疫総括班長のパク・ヒャン氏は1日、ブリーフィングで、「接種を受けないほど、そして高齢者であればあるほど死亡のリスクは高まっている」とし、「特に高齢者で、まだ接種を完了していない方に対しては、必ず接種を受けることを改めて勧告する」と強調した


キム・ソミン記者 somin@donga.com