Go to contents

TSMC「日本に新しいファウンドリー工場開設、2024年に稼動」

TSMC「日本に新しいファウンドリー工場開設、2024年に稼動」

Posted October. 15, 2021 08:29,   

Updated October. 15, 2021 08:29

한국어

グローバル・ファウンドリー(半導体委託生産)トップの台湾TSMCが、日本に新しいファウンドリー工場を建設すると14日発表した。来年着工し、2024年末に本格的な量産を開始するのが目標だ。

TSMCは14日、第3四半期(7~9月)の業績発表のカンファレンスコールで、「日本政府と主要グローバル顧客企業など、多様なチャンネルで今回の(日本での新工場)プロジェクトを支援するという意思を確認した」とし、「取締役会の最終承認を待っており、承認後に本格的な工場建設を始める計画だ」と明らかにした。TSMCは、ソニーがイメージセンサー工場を建設している熊本県に新工場を建設するという。22~28ナノメートル(ナノメートル・1ナノメートルは10億分の1メートル)の演算用半導体を生産する。

日本経済新聞などによると、今回の新工場の総投資額は約8兆5000億ウォン前後という。このうち50%を日本政府が支援し、ソニーやデンソーなども投資に乗り出す。TSMCの工場誘致を通じ、品薄状態に陥っている半導体を安定的に供給してもらうというのが日本の戦略だ。

半導体業界の関係者は、「今回の日本工場設立は、経済安保次元で安定的な半導体生産・供給網体系を構築するという目的だ」と語った。

同日、TSMCは第3四半期(7~9月)の売上=約17兆6521億ウォン、営業利益=約6兆6000億ウォンを達成したと明らかにした。売上高と営業利益共に前年同期比15%前後へと伸びた。これに先立って、TSMCは、米国に120億ドル(約13兆4000億ウォン)を投資し、先端5ナノファウンドリーラインの新設を発表した。ロイター通信などは、TSMCが3ナノ工場など、米国に計6工場建設を検討していると報じた。


徐東一 dong@donga.com