Go to contents

漣川の軍部隊で41人が「ブレークスルー感染」

漣川の軍部隊で41人が「ブレークスルー感染」

Posted October. 04, 2021 08:28,   

Updated October. 04, 2021 08:28

한국어

京畿道漣川郡(キョンギド・ヨンチョングン)の陸軍某部隊で将兵46人が新型コロナウイルスに集団感染した。感染者の多くが、ワクチン接種後に新型コロナウイルスに感染する「ブレークスルー(突破)感染」であることが明らかになり、軍が緊急対策会議を開くなど、感染防止対策に神経を尖らせている。

 

3日、陸軍によると、同部隊所属のA中佐は先月24日、請願休暇から復帰した直後、PCR検査で陰性判定を受けた。A中佐はワクチン接種を完了しており、防疫指針によって隔離なく予防的観察対象者に分類され、部隊で生活した。

しかし、2回目のPCR検査の結果が1日に陽性と確認されたのに続き、濃厚接触者のB中佐も感染したことを受け、部隊側はすべての部隊員(184人)に検査を実施した。その結果、さらに44人の感染が確認された。

最初に感染したA中佐を含め41人(89.1%)は、ファイザー製ワクチンを2回接種して2週間が経ったにもかかわらず感染したケースだと、軍は伝えた。その他の5人は、ワクチンを1回だけ接種した新兵だった。

軍関係者は、「感染者の多くは無症状」とし、「同部隊の兵力移動を統制し、地方自治体および保健当局と協力して合同疫学調査を行っている」と話した。同部隊のワクチン接種率は85.3%(157人)だという。軍内のワクチン接種がほぼ完了した状態で、数十人規模のブレークスルー感染が発生したのは初めてなので、軍は同様の事態が起こる可能性に神経を尖らせている。南泳臣(ナム・ヨンシン)陸軍参謀総長は2日、配下部隊の指揮官らと緊急対策会議を開き、休暇復帰者の部隊ごとの管理および防疫システム全般の再点検を指示した。


尹相虎 ysh1005@donga.com