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タリバン「ひげそり禁止」復活

Posted September. 28, 2021 08:24,   

Updated September. 28, 2021 08:24

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アフガニスタンを20年ぶりに再び占領したタリバンが、過去政権を握った1996年から2001年に発令した「ひげそり禁止」を復活させるなど、強硬統治を本格化している。

 

26日、英BBCによると、タリバンはひげをそったり整えたり行為がイスラム法(シャリーア)に反するとして、首都カブールや南部ヘルマンド州などで理髪業者にひげそりを禁止する通達を出した。カブールで理髪店を経営するある美容師は、政府の官僚が最近、ひげそり禁止の指針を下し、「米国式のスタイルに従うのはやめろ」と指示したと話した。カブールの別の理髪師も、「タリバン兵士が客を装った調査官を送って取り締まると言った」と伝えた。ヘルマンド州のある理髪店には、「誰もこの(指針)に不平を言う権利はない」という警告が貼られた。タリバンは、違反者は処罰すると警告したと、BBCは伝えた。

シャリーアは、男性がひげをはやすことは預言者ムハンマドの教えに従うことだと規定したが、実際に受け入れられる程度は国や文化によって差がある。しかし、タリバンは過去にひげを伸ばさなかった成人男性を処罰した。特に、遺伝的にひげがあまり伸びない少数民族ハザラ族が処罰を受けたという。

タリバンの恐怖政治のため、カブールにある女性対象の自動車教習所も閉鎖に追い込まれた。26日、現地メディアのトロニュースによると、カブールの女性実業家ニラブさんは、1年前に設立した自動車教習所を閉鎖することを決めた。運転を習おうとする女性は多いが、タリバンが先月カブールを制圧して以降、教習所に来る女性は1人もいなかったためだ。タリバン暫定政権は最近、女性課題省を廃止した。


趙鍾燁 jjj@donga.com