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ファーウェイ副会長、赤いワンピースを着て「レッドカーペット帰国」

ファーウェイ副会長、赤いワンピースを着て「レッドカーペット帰国」

Posted September. 27, 2021 08:21,   

Updated September. 27, 2021 08:21

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米国で起訴された後カナダで自宅軟禁状態だったが、24日に釈放され、中国政府が用意した中国国際航空のチャーター便に乗って帰国した、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)が、「国民英雄」の歓迎を受けた。

孟氏の帰国は、中国中央テレビや百度(バイドゥ)をはじめ、中国の多くのオンラインプラットフォームを通じて中継された。カナダを出発して25日夜、広東省の深セン宝安国際空港に到着した孟氏は、チャーター機の出口で約20秒間立ち止まり、歓呼する人々に手を振った。空港の滑走路には五星紅旗を持った数百人の人々が集まり、大きな垂れ幕には「孟晩舟女史が帰って来たことを歓迎します」と書かれていた。

孟氏が姿を現すと、人々は「歌唱祖国(中華人民共和国の愛国歌)」を歌い出した。歌唱祖国は、中国で主要行事の開幕曲に歌われる。中国国営新華社通信は、「孟氏も歌を歌い、多くの人々が涙を流した」と伝えた。

 

中国を象徴する赤いワンピースを着て、胸に五星紅旗の徽章をつけた孟氏は、まるで中国を訪れた外国国賓のようにレッドカーペットが敷かれたタラップを降り、市民や取材陣の前で声明を読んだ。

 

孟氏は、「ようやく帰ってきました」と言った後、「偉大な祖国と人民、党と政府に感謝する。中国人として祖国が誇らしい」と話した。習近平国家主席については、「深い感動を受けた。中国企業と国民の正当な権益を守った」と強調した。

同日夜、ファーウェイ本社がある深セン市内のランドマークの建物には、「孟晩舟帰郷」という大型のプラカードがかけられた。300台のドローンが飛び、孟氏の帰郷を歓迎するために、唐の詩人、杜甫の詩の一節「月是故郷明(月は是れ故郷の明なり)」を演出した。

中国共産党中央宣伝部副部長で中国中央テレビ総局長の慎海雄氏は26日、上海で開かれたある会議で、「中国中央テレビが保有するすべてのプラットホームで生中継された同日の(孟氏の帰国中継)放送を4億3千万人が視聴した」と話した。


金祺容 kky@donga.com