Go to contents

「村上春樹ライブラリー」 来月1日、母校の早大に開館

「村上春樹ライブラリー」 来月1日、母校の早大に開館

Posted September. 24, 2021 08:49,   

Updated September. 24, 2021 11:12

한국어

日本の代表作家・村上春樹さん(72・写真)の関連資料を展示する文学館(写真)が来月1日、母校の早稲田大学に開館する。生存する作家の記念館が開館するのは異例という評価を受けている。

朝日新聞などによると、22日の記者会見で、村上さんは「死んでからこういうものをつくってもらえるほうがよかったんですよね」とし、「とても緊張しています。もし僕が犯罪をおかしてしまったらすごく困ったことになりますよね」と冗談を言った。また、「できるだけ協力して、僕のイメージする環境をつくっていきたい」とし、徐々に他の作家の資料や本も展示し、より良い施設にしていくことを明らかにした。

文学館は、早稲田大にある古い建物を地上5階、地下1階に改築した。12億円(約130億ウォン)の改築費用は、村上さんの大学同期でファッションブランド「ユニクロ」の親会社ファーストリテイリングの会長兼社長の柳井正さん(72)が寄付した。有名建築家の隈研吾さん(67)が改築設計を手がけた。

「村上春樹ライブラリー」とも呼ばれる文学館には、韓国語、英語など世界各国50の言語に翻訳された『ノルウェイの森』、『1Q84』など代表作の翻訳書のほか、村上さんが普段よく聴くレコード、愛用品や原稿など本人が寄贈した資料約1万点も展示される。


東京=キム・ボムソク特派員 bsism@donga.com