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沈相奵・正義党議員が大統領選出馬宣言、与党は「負担になる」と緊張

沈相奵・正義党議員が大統領選出馬宣言、与党は「負担になる」と緊張

Posted August. 30, 2021 08:54,   

Updated August. 30, 2021 08:54

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正義党沈相奵(シム・サンジョン)議員が29日「今回の大統領選挙は巨大な2党の勝者総取り政治を終息する選挙にしなければならない」として来年の大統領選への出馬を公式宣言した。

沈議員は同日、ユーチューブで公開した出馬宣言の映像で、「これまでの2大政党政治は激しく対立するばかりで、国民生活に関わる改革には徹底的に無能だった。これからは34年間の古い2大政党体制の鉄板を取り換えなければならない」と話した。その上で「気候危機と不平等解決のための正しい転換の政治を始める」とし、再生エネルギー中心のエネルギー大転換の推進と団結権を含む新労働三権の保障などを大統領選挙の公約として掲げた。

沈氏の大統領選への挑戦は4度目。2007年の民主労働党候補選び選挙で権永吉(クォン・ヨンギル)議員に敗れ、2012年には進歩正義党候補として立候補したが、文在寅(ムン・ジェイン)当時民主統合党候補への支持を宣言して途中辞退した。2017年には正義党候補として選挙戦を最後まで戦い抜いたが、得票率は6.17%だった。

正義党は10月6日に大統領候補を確定する方針だ。これに先立ち、李貞味(イ・ジョンミ)元代表が立候補を宣言し、黄淳植(ファン・スンシク)元京畿道(キョンギド)党委員長も近く出馬を宣言する予定だ。

一方で与党「共に民主党」は、激しさを増している正義党の候補選び選に緊張している。民主党の関係者は、「来年の大統領選は1ケタパーセント差での大接戦が予想されるが、政権与党を中心とする進歩派陣営の候補一本化なしに正義党候補が善戦すれば民主党には負担になりかねない」と話した。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com