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「まるで学芸会」 あっけなく終わった野党候補「ビジョン発表会」

「まるで学芸会」 あっけなく終わった野党候補「ビジョン発表会」

Posted August. 26, 2021 10:43,   

Updated August. 26, 2021 10:43

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保守系最大野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表と尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長の対立を触発させた同党の大統領選党内選挙候補の「ビジョン発表会」が「学芸会のようだった」という評価を受け、あっけなく終わった。

25日に行われた「ビジョン発表会」は、12人の候補が7分間、出馬理由と国政運営ビジョンを発表する形式で進められた。同党の党内選挙準備委員会は当初、党内選挙候補の討論会を2回開催する計画だったが、尹氏、元喜龍(ウォン・ヒリョン)前済州道(チェジュド)知事ら一部候補の反発で討論のない発表会となった。

尹氏は発表会で、「尹錫悦政府では曺国(チョ・グク)もドゥルキングも金慶洙(キム・ギョンス)も秋美愛(チュ・ミエ)もないことを約束する」とし、「無分別な国家主導産業政策や財政ポピュリズムを否定し、貧困との戦いに臨む」ことを公約に掲げた。洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員は、「現政権が作った高位公職者犯罪捜査処、脱原発などの積弊を清算しなければならない」と述べた。崔在亨(チェ・ジェヒョン)前監査院長は、「青年雇用が増えるよう各種規制を抜本的に再検討する」と主張した。

しかし発表会は、尹氏や洪氏などが自身の発表が終わった後すぐに会場を出るなど、冷めたムードだった。発表会が終るまで残った候補は12人のうち、崔氏、劉承ミン(ユ・スンミン)元議員、黄教安(ファン・ギョアン)前代表、河泰慶(ハ・テギョン)議員、朴賛珠(パク・チャンジュ)前忠清南道(チュンチョンナムド)党委員長ら5人だけだった。

最後に発表した劉氏は、「聞くだけの発表会になってしまい、あっけなかった」とし、「不義理にも席を立った方もいらっしゃるが、(最後まで席にいた)候補に感謝する」と皮肉った。洪氏は発表を終えた後、党本部を出て、記者団に「小学校の学芸会の発表会のようだった」と話した。

発表会に参加した同党の李代表は、「今回の選挙は必ず勝たなければならない」とし、「文在寅(ムン・ジェイン)政権の失政を批判し、国民の心をつかんで大統領選で勝利しよう。私は黙々と支援する」と明らかにした。


チョ・アラ記者 likeit@donga.com