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手術室に監視カメラ設置、2023年から義務付け

手術室に監視カメラ設置、2023年から義務付け

Posted August. 24, 2021 08:41,   

Updated August. 24, 2021 08:41

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2023年から、手術室内の監視カメラ(CCTV)の設置が義務付けられる見通しだ。

国会保健福祉委員会は23日、全体会議を開き、このような内容を盛り込んだ医療法改正案を与野党の合意で可決した。CCTV設置法が国会常任委の敷居を越えたのは、2015年に第19代国会で初めて発議されてから約6年ぶりのことだ。改正案は、手術室内部に外部のネットワークとつながらないCCTVを設置・運営するという内容を柱としている。ただ、与野党は医療現場の混乱を減らすため、法案公布後2年の猶予期間を置くことにした。

改正案によると、患者の要請があれば、CCTVの撮影が義務づけられ、音声録音なしで進められる。閲覧は、捜査・裁判に関わる公的機関からの要請や患者と医療関係者の双方の同意があったときにできる。与野党は医療界の反発を考慮し、正当な事由があれば、医療陣が撮影を拒否できる例外条項を改正案に盛り込んだ。また、CCTVの設置に必要な費用を国と地方自治体が支援できる根拠を作り、閲覧費用は閲覧を要請する側に請求することにした。

改正案は24日、国会法制司法委員会を経て、早ければ25日、本会議で最終的に処理される予定だ。これに対し大韓医師協会は、「国民の健康と安全、患者保護に逆行し、医療界を後退させる誤った法案だ」と反発した。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com