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SKバイオ、韓国製ワクチンが初の臨床3床

SKバイオ、韓国製ワクチンが初の臨床3床

Posted August. 11, 2021 08:26,   

Updated August. 11, 2021 08:26

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韓国製の新型コロナウイルスワクチンが初めて3相臨床試験に入った。食品医薬品安全処は、SKバイオサイエンスが開発している「GBP510」の3相臨床計画について、安全性と科学的妥当性の検証を経て10日承認したと明らかにした。

GBP510は、インフルエンザワクチンやB型肝炎ワクチンなどに広く使われる「組み換え」方式の新型コロナワクチンだ。海外では、米ノババックス社がこの方式を活用してワクチンを開発している。

臨床試験の3相は、既に市販している他のワクチンと有効性及び安全性を比較する「比較臨床」方式を採用した。参加者3000人に開発中のワクチンを接種し、990人に対照ワクチンを接種後、経過を比較する方式で進められる。治験は、国内と東南アジア、東欧などで同時に行われる。対照群としてアストラゼネカ製ワクチンが使われる。

食品医薬品安全処の金剛立(キム・ガンリプ)処長は、「来年第1四半期(1~3月)に臨床試験の中間分析結果で品目許可を申請するのが製造会社側の目標だ」と述べた。既に使用している海外ワクチンが品目許可を申請してから40日ほど経って商用化された点を勘案すれば、来年上半期(1~6月)に国産ワクチンの商用化が可能になるという見通しが出ている。


イ・ジウン記者 easy@donga.com