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全斗煥氏、光州裁判所に9カ月ぶりに出席

全斗煥氏、光州裁判所に9カ月ぶりに出席

Posted August. 10, 2021 08:04,   

Updated August. 10, 2021 08:04

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故ジョビオ神父の名誉を傷つけた罪で起訴され、1審で有罪判決を受けた全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領(90)が9日、光州(クァンジュ)地裁の控訴審裁判に初めて出席した。全被告が光州法廷に出廷したのは、昨年11月以来約9カ月ぶりのことだ。しかし、全被告は健康状態などを理由に、裁判開始から30分後に退廷した。

光州地裁刑事合意1部(金載根部長判事)は9日午後2時頃、201号の法廷でチョ神父に対する死者名誉毀損の罪で起訴された全被告の3度目の控訴審裁判を開始した。1審裁判の際、3度も法廷に出席した全被告側は、当初控訴審裁判には出席しない考えだった。しかし、裁判部が不利益を与えかねないと警告したことを受け、出席することにした。

同日正午43分、光州地裁に到着した全被告は、警護員に支えられて裁判直前に法廷に入った。信頼関係人の資格で夫人の李順子(イ・スンジャ)氏も同行した。彼は裁判長の質問をまともに聞けなかったり、体が不自由な様子を見せたりした場面もあった。裁判長の身元確認の手続きでも、全被告は「全斗煥」という名前だけを話し、生年月日、住所、本籍などは李さんに助けられて答えた。認定尋問が終わった後、全被告はうとうとした。裁判長はまもなく「被告人は今呼吸が困難なのか」と尋ねると、李氏が代わりに「食事ができず、胸が重苦しくなっているようだ」と答えた。裁判長はしばらく休廷後、次の裁判の日付を30日と定め、午後2時29分頃裁判を終えた。

全被告側は、5・18民主化運動当時、軍指揮官とヘリ操縦士9人を証人として申請し、5・18ヘリ射撃の弾痕が残った光州チョンイルビルの再検証を要請した。一方、検察は国家機関はもちろん、1審で5・18当時ヘリの射撃があったと立証されただけに、再び争う必要はないと強調した。裁判部は、ヘリの操縦士4人と全被告の回顧録の執筆に関与した閔正基(ミン・ジョンギ)元大統領府秘書官ら5人を証人に採択した。


光州=イ・ヒョンジュ記者、イ・ソジョン記者 peneye09@donga.com · sojee@donga.com