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柳賢振が83球で完封、無精ひげとともに復活したチェンジアップ

柳賢振が83球で完封、無精ひげとともに復活したチェンジアップ

Posted July. 20, 2021 08:27,   

Updated July. 20, 2021 08:27

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乱れていたチェンジアップが復活した。武器を取り戻した柳賢振(リュ・ヒョンジン=34)もトロント・ブルージェイズ入団後初の完封勝ちを収めてホームに帰ることになった。

柳賢振は19日、ニューヨーク州バッファローにある本拠セーレンフィールドで行われたダブルヘッダー第1戦に先発登板し、テキサス・レンジャーズ打線を、7回3安打無失点に抑えて5-0の完封勝ちを挙げた。MLBは、新型コロナウイルスの拡大を懸念し、昨年からダブルヘッダー試合は2試合共に7回まで実施している。試合時間を短縮する考えだ。このため、柳賢振は7回を投げても完封勝ちの記録を残すことができた。後期初登板で勝利し、柳賢振のシーズン成績は9勝5敗になり、防御率は3.56から3.32に下がった。

柳賢振が完封勝ちを収めたのはメジャーリーグ進出以来3度目。韓国プロ野球ハンファで8回の完封勝利を記録した後、太平洋を渡った柳賢振はロサンゼルス・ドジャースでプレーした2013年5月29日(ロサンゼルス・エンジェルス戦)と2019年5月8日(アトランタ・ブレーブス戦)に完封勝利を挙げている。

83球(イニング当たり11.9球)で完封勝利を挙げた柳賢振の好投に支えられ、トロントは同日、1時間48分で勝利し、今季MLBの最短試合記録を塗り替えた。柳賢振は試合後、「今日はチェンジアップがよかった。チェンジアップを投げる時、腕の角度が下がるという指摘があったので、ブルペン投球の際にそこを修正しようとした。その結果、速球と同じフォームからチェンジアップを投げれるようになり、効果があったと思う」とし、「テキサスの打者がチェンジアップを狙っていると読めたら他の球種を投げ、芯を外れた打球を多く誘導した。その部分も満足している」と話した。

同日は柳賢振がメジャーリーガーとしてセーレンフィールドで最後に先発登板する日だった。コロナ対策で閉鎖されていた米国とカナダ間の国境が開かれ、トロントが31日からは本来の本拠地であるトロント・ロジャーズセンターに帰れるようになったからだ。ロジャーズ・センターで登板したことがない柳賢振は、「トロントのファンの前で投げられることだけでも気分がいい。引き続き良い準備をして、良い姿を見せたい」と話した。


黃奎引 kini@donga.com