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米ファイザー、デルタ型対応ワクチン開発

米ファイザー、デルタ型対応ワクチン開発

Posted July. 10, 2021 07:44,   

Updated July. 10, 2021 07:44

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米製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックが8日(現地時間)、インドで確認された新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」に対応する新たなワクチンを開発中であると公表した。

 

同日、CNBC放送などによると、ファイザーは、自社のワクチンを2回接種した後、3回目に接種しても、デルタ型をはじめ分かっているすべての変異株に対して「高い効果」が得られると説明した。しかし、警戒を怠らず、デルタ型をターゲットにした最新版を開発していることを明らかにした。

同社がデルタ型に対応する新たなワクチンの開発に乗り出したのは、従来のウイルスより感染力が強いデルタ型の感染が世界的に急速に拡大する中、従来ワクチンを接種して6ヵ月後に効果が落ちるという研究結果が現れたためだ。最近、イスラエル保健省は、デルタ型が流行してファイザー製ワクチンの新型コロナウイルス予防効果が既存94%から64%に低下したと明らかにした。

ファイザーとビオンテックは、従来ワクチンの3回目の追加接種については、米保健当局に8月中に緊急使用許可を申請し、1万人を対象に治験を開始する方針だ。ただし、米国食品医薬品局(FDA)と疾病予防管理センター(CDC)はワクチン接種を完了した人々が現時点で直ちに3回目を接種する必要はないとする立場を示した。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com