Go to contents

陸上100mの米女子代表がマリファナ使用で五輪出場禁止に、「米国では合法が多いのに」と一部では疑問の声

陸上100mの米女子代表がマリファナ使用で五輪出場禁止に、「米国では合法が多いのに」と一部では疑問の声

Posted July. 05, 2021 08:05,   

Updated July. 05, 2021 08:05

한국어

陸上女子100メートルのメダル候補に挙げられていたシャカリ・リチャードソン(21・米国)がマリファナ使用したため東京五輪に出場できなくなったこと受け、米国のスポーツ界はもちろん政界でも議論を巻き起こしている。

米国アンチ・ドーピング機構(USADA)は2日(現地時間)、リチャードソンに1ヵ月の資格停止処分を下した。先月19日、米オレゴン州ユージーンで行われた陸上の東京五輪米国代表選考会でのドーピング検査でマリファナ成分が検出されたという理由だった。これでリチャードソンは選考会で優勝(10秒86)したが、代表選出は無効になった。

リチャードソンは同日、米NBCテレビに出演し「選考会を控えて(長く離れて暮らしてきた)母親が亡くなったという知らせを受けた。悲しみに耐えられず、あんなことをした」と言い、マリファナを使用したことを認めた。

問題はマリファナを禁止物質に挙げている世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の規定とは違って、オレゴン州ではマリファナの使用に何の制約もないということだ。このため、一部では「マリファナがパフォーマンスを促進するという話は聞いたこともない」という不満の声も聞かれる。

しかしバイデン米大統領は、「ルールはルール。そのルールが正しいかどうかは別問題だ。ルールがあれば、すべての人が従わなければならない」と述べ、五輪出場の可能性に否定的な見解を示した。

リチャードソンは、「責任を回避するつもりはない。私はまだ21歳。五輪で活躍できる機会はまた来ると思う」と話した。


黃奎引 kini@donga.com