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世宗の夢が彫られた最古のハングル金属活字を発見

世宗の夢が彫られた最古のハングル金属活字を発見

Posted June. 30, 2021 08:38,   

Updated June. 30, 2021 08:38

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ソウル都心で約1600点の朝鮮前期の金属活字が大量に出土した。訓民正音創製表記法に従った最古のハングル金属活字や1440年代にグーテンベルクが西洋で最初に金属活字を開発した頃に制作されたと推定される漢字金属活字も含まれた。様々な金属活字が1ヵ所から大量に発見されたのは初めて。

文化財庁は29日、ソウル鍾路区(チョンロク)の国立古宮博物館で記者懇談会を開き、ソウル鍾路区仁寺洞(インサドン)付近で昨年発掘した漢字金属活字約1千点、ハングル金属活字約600点を公開した。漢字活字のうち一部は、世宗(セジョン)時代の1434年に作られた「甲寅字」と推定される。これまで発掘された金属活字の中では、1455年に作られた「乙亥字」が最も古いものだった。甲寅字と推定される活字4、5個が、今後の研究を通じて最終確認されるなら、世宗在位期間(1418~50年)に作られた金属活字の初の実物であり、グーテンベルク印刷機よりも古いものとなる。

ハングルの活字の中には、15世紀に使われた東国正韻式表記法に従った遺物が含まれており、ハングル研究で画期的な史料になると評価されている。東国正韻は、朝鮮の漢字音を正すために刊行した韓国初の標準音に関する本だ。


キム・テオン記者 beborn@donga.com