これがコリアンゾンビだ！ ＵＦＣチョン・チャンソンが全員一致で判定勝ち

「コリアンゾンビ」チョン・チャンソン（３４＝フェザー級ランキング４位）が、ＵＦＣフェザー級タイトルへの再挑戦に向けて始動した。

チョン・チャンソンは２０日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた「ＵＦＣ ＯＮ ＥＳＰＮ２５」メインイベントで、米国のダン・イゲ（３０＝８位）を５ラウンド審判全員一致で下した。３人の副審のうち２人は４９－４６、１人は４８－４７でチョン・チャンスンの優勢を判定した。チョン・チャンソンがＫＯやサブミッションではなく判定勝ちを収めたのは２０１１年にＵＦＣデビュー以来初めて。この日の勝利で、チョン・チャンソンの通算成績は１７勝６敗となった。

打撃を強みとするチョン・チャンソンだが、この日はイゲを相手にテイクダウンを５回試みて３度成功し、３度のサブミッションを試みるなど、積極的なグラウンド戦を繰り広げた。第２ラウンドの途中、左肩が抜ける負傷の中でも冷静に試合を運んだ。

試合後、チョン・チャンソンは、「（元フェザー級チャンピオンで現在のランキング１位の）マックス・ホロウェイのパンチにはパワーがない。しかし、私のパンチにはパワーがある」とし、対決に意欲を示した。昨年１０月、ブライアン・オルテガ（２位）に５ラウンド審判全員一致の判定負けを喫し、タイトル挑戦から遠ざかったチョン・チャンソンだが、同日の勝利で新たな躍進に足場ができた。


姜泓求 windup@donga.com