与党「共に民主党」の朴用鎮(パク・ヨンジン)議員が、与党大統領候補適格度調査で、李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事と李洛淵(イ・ナクヨン)前民主党代表に続き3位になる世論調査結果が明らかになった。朴氏の与党内3位入りは、今月に入って3度目。野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)党代表の躍進で始まった政界の世代交代の風が、朴氏の善戦の背景とみられる。
14日、韓国社会世論研究所(KSOI)がTBSの依頼で11日から2日間、全国満18歳以上の有権者1007人を対象に調査した結果、朴氏は「進歩圏の次期大統領候補適格度調査」で6.1%を獲得し、李知事(31.6%)と李前代表(15.0%)に続く3位となった。続いて秋美愛(チュ・ミエ)前法務部長官(5.5%)、野党正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)議員(4.8%)、丁世均(チョン・セギュン)前首相(4.2%)、李光宰(イ・グァンジェ)議員(2.5%)の順となった。(詳しい内容は中央選挙世論調査審議委員会ホームページ参照)
朴氏は、マネートゥデイ・未来韓国研究所が世論調査会社PNRリサーチに依頼し、12日に全国成人1009人を対象に調査した結果でも、与党圏の大統領候補適格度で6.9%を記録し、李知事(31.7%)と李前代表(13.1%)に続き3位となった。
1971年生まれで、与党候補の唯一の「97世代(90年代の入学年度、70年代生まれ)」の朴氏は、「大韓民国世代交代」を前面に押し出している。趙應天(チョ・ウンチョン)議員、琴泰燮(クム・デソプ)元議員らと共に「曺国(チョ・グク)事態」で苦言を呈すなど、党内刷新派とされる。ある与党議員は、「本人の表現のように『単騎匹馬(他人の力を借りることなく、一人の力だけで行うこと)』で飛び込んだ朴氏は、党内の特定の派閥やグループに属していない」とし、「党の刷新と政界の世代交代を望む流れが朴氏への支持に集まっている」と指摘した。
朴氏は同日、光州(クァンジュ)MBCとのインタビューで、「恐れることなく勇気をもって大韓民国の変化と発展に向けて破竹の勢いで押し進める」と意気込みを示した。
金志炫 jhk85@donga.com