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英女王と面会したバイデン氏、「習近平とプーチン氏に関心示した」

英女王と面会したバイデン氏、「習近平とプーチン氏に関心示した」

Posted June. 15, 2021 09:45,   

Updated June. 15, 2021 09:45

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先進7ヵ国首脳会議(G7サミット)および欧州連合(EU)との首脳会議のために欧州を訪問中のバイデン米大統領が13日、英国でエリザベス女王と面会した。女王に面会した米大統領はバイデン氏で13人目となる。

バイデン氏は同日午後、ロンドン郊外のウィンザー城を訪れ、エリザベス女王と1時間ほどお茶を飲むなどして過ごした。コーンウォールで3日間のG7サミットの日程を終え、英歴訪の最後のコースでここを訪れた。エリザベス女王はパンデミック後、バッキンガム宮殿を出て、普段は週末に別荘として使っていたウィンザー城で多くの時間を過ごしてきた。

女王との面会を終え、ロンドンのヒースロー空港でバイデン氏は、「女王はとても寛大で、私の母を思い出した」と記者団に話した。78歳のバイデン氏は95歳のエリザベス女王と16歳の年齢差。バイデン氏の母親のキャサリン・ユージニア・フィネガンさんは1917年生まれで、2010年に亡くなった。

バイデン氏の回顧録によると、上院議員時代の1982年、女王に初めて面会するために英国に行く前、母親のフィネガンさんは、「女王に頭を下げるな」と言った。アイルランド系米国人の母親は、アイルランドとは歴史的に不仲だった英国を意識して言った言葉だ。バイデン氏は同日、39年前の母親の言葉どおり、女王に頭を下げなかったと、CNNは報じた。

女王は、ウィンザー城の中庭の演壇で、大統領夫妻を迎えた。儀仗隊が礼砲を撃ち、米国の国歌が演奏された。続いてバイデン氏が儀仗隊を観閲した。

 

バイデン氏は、両者がそれぞれホワイトハウスとウィンザー城での生活について話し、女王をホワイトハウスに招待したと明らかにした。そして、エリザベス女王がお茶を飲みながら、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領について尋ねたと明らかにした。バイデン氏は、「女王は大変優雅で、私たちは素晴らしい会話をした。女王はプーチン氏や習近平氏いついて関心を示された」と話した。

米紙ワシントン・ポストは、「英女王が他国の国家元首と交わした対話が表に出ることは極めて異例」と報じた。英国では、王室の政治的中立が要求されるため、首相も女王との対話の内容を明らかにしないのが慣例だ。

バイデン氏は、エリザベス女王が会った13人目の米大統領に記録された。女王は王女だった1951年、ホワイトハウスでハリー・トルーマン大統領に会って以降、リンドン・ジョンソン(63~69年在任)を除いてすべての米大統領に会った。


兪載東 jarrett@donga.com